神に見放された俺は無限レベルアップで復讐す。

NOIR7

第1話 神は許すな

ー人類は神からの恩恵を身勝手に授けられた

その中で僕は神に見放されたのだ。

だから僕はアイツらを……




__ある日の放課後、僕はいじめっ子に屋上へと呼び出された


「おい天月!お前、ちゃんと俺が設定した金額持ってきたか?」

そう言うと僕はカバンの中から封筒を取り出す


「今月分です…」

勢いよく取るといじめっ子は数え始めた


「1.2.3.4.5.6.7.8.9…おい、あと1枚足りねぇぞ?」

すると、いじめっ子の拳に炎が迸る


いじめっ子の拳が僕のみぞに入った


「カハッ…!」


「異物っ!俺はお前をいつでも殺せるんだぞ?分かったのなら明日持ってこい。」


「わ、分かりました…」


"異物"…恩恵を授けられなかった人を指す言葉。


「…僕は神からの恩恵を授けられたはずなのに、あいつがいなければ…」

と、嘆いてると後ろから


「あ〜ま〜ちゃ〜んっ!」


「なんだ彩葉か、先に帰ったんじゃないの?」


「先輩の手伝いしてた!」


「先輩って男?」


「うん、物凄く強いんだよ!昨日の帰りに強盗犯居たでしょ?そいつらをなんと!一発で沈めたんだよ〜!ね?凄いでしょ?!」


「うん、強いね"僕より"も。」


「あ…ごめん、」


「良いんだよ。それよりも彩葉はどこの部活に入るの?」


「今のところはバレーかな〜?」


「おぉ!良いじゃん!…でも身長がね……」

すると、彩葉の声色が変わった


「あまちゃん?それは禁句だよ?」


「…すいません」


「へへっ!いいよ!」


「あまちゃんはどこの部活に入るの?」

顎に手を置き考える


「んー、帰宅部かな☆」


ベシッ!


「なんか今の顔ムカついた。」


「え、急じゃん……」


「まぁいいや。急だけど僕、明日死ぬかもしれない。」


彩葉の足が止まる


「あまちゃん…もしかして、またあのヤンキーから金奪われてるの?」


「うん。僕が異物だからね。」


「…あまちゃんは異物じゃないよ、私のヒーロー!」


その時彩葉の恩恵が僕の頬に触れた感覚が走った


「お前っ、今のは…?」


「ん?」


「いやっ、なんも無い。」


「とにかく明日は私が仲介するからね!」


「危なくないか?もし危険にだったら僕を置いて逃げて。」


「いやだ、私は逃げない。あまちゃんが危険な目にあってるのに…」


「しょうがないよ、俺には未来が無い。でも彩葉には沢山選択肢あるじゃないか。」


「これが神からの試練なら僕は挑戦するよ。」


「あまちゃんならそう言うか、分かった。あまちゃんの言うこと信じてみるよ!でも絶対に死なないでね?」


「もちろん僕は死なない。神に誓ってね」

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