アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ８

第39話：鎌のくのいち

チャプタ―１

ここは、修理場である。

私達は、胃カメラの修理をしていた。

「ケーブルは、異常無しです。」

「と、いう事は、アームかライト？」

「アームの交換部品、持って来たぞ。」

「ちょうど、良いです。」

「後、一息で。おっしゃーっ。」

「張り切り過ぎるな。」

チャプター２

ここは、梅里である。

そこには、ベレスファージが居た。

「煩わしの力を、インフレ様へ。」

ベレスファージは、煩わしの力をインフレの元へ転送した。

「良いぞ。ファーレ。全ての煩わしの力が。クククッ。」

「後は、街を破壊するのみ。」

チャプタ―３

一時間後、私は、アースルＳに乗って、松ノ木辺りを走っていた。

「この波動は、何なの？」

「ファーレの奴、煩わしの力をインフレに転送しやがった。」

「インフレって？」

「煩わしの力の塊だ。そいつを倒さないと、大変な事になっちまう。」

「だったら、急ごう。」

「ああ。了解。向かおう。」

アースルＳは、加速した。

チャプタ―４

ここは、堀ノ内である。

そこには、ベレスファージが居て、街を破壊していた。

「クククッ。インフレ様の思うがままよ。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、そこへ辿り着いた。

「アースルスタンバイ。」

私は、くのいちワンド　ネメシスモードに変身した。

チャプタ―５

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊を竦めさせる忍。鎌のくのいちワンド見参。」

「モノタチ。」

ベレスファージは、十体ものモノタチを召喚した。

「コケーッ。」

「シュート。」

私は、モノタチ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―６

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私とベレスファージは、互いに攻撃しまくった。

「まるで、歯が立たなそう。」

「クククッ。溶かしてでも、あなたの煩わしの力を頂く。ベレスアシッド。」

ベレスファージは、幻衝力の溶解液を吐き出した。

「ウワーッ。忍法：闇迅炎。」

私は、飛び上がってから唱えたが、ベレスファージには、全く通じなかった。

「嘘ーっ。何で？」

「へへへっ。おとなしく、煩わしの力を渡すのね。」

チャプタ―７

そこへ、一人の新たな正義の味方がやって来た。

「もう少し、素早くないとね。」

「な、何者だ？」

「破壊をそらす忍。爪のくのいちリペアル参上。」

「喰らえ。ベレスアシッド。」

ベレスファージは、幻衝力の溶解液を吐き出したが、くのいちリペアルは、

避け切った。

「遅いよーん。卯神の旋風。」

くのいちリペアルは、両手から、幻衝力の風を放った。

「ヌオワーッ。」

「くのいちワンド。今よ。」

「アースルキャノン。」

私は、アースルキャノンを両手で持って構えた。

「聖幻衝。アースルゲシュパント。」

私は、ベレスファージを浄化した。

「ゲルン。」

ベレスファージは、ファーレに戻った。

「修繕。」

「もう少しで。くっ。」

ファーレは、消えるように去って行った。

くのいちリペアルは、既に去っていた。

「あの人は、一体？」

チャプター８

「召幻衝。アースルアヌラ。」

私は、召喚したアースルアヌラに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、アースルアヌラを人型に変形させた。

「アースルフリート。」

「アースルフリート。宇宙まで行ける？」

「行けるぞ。そりゃーっ。」

アースルフリートは、地球の外へ向かった。

チャプタ―８

ここは、宇宙の何処かである。

そこには、インフレが居た。

「クククッ。煩わしの力で、全てを粉砕してくれる。」

アースルフリートは、宇宙へ辿り着いた。

「あいつが、インフレか。」

「アースルフリート。行こう。」

「ああ。何が何でも、倒すぞ。」

「クククッ。来たか、バカめ。」

インフレは、破壊のレーザーを放った。

「ウワーッ。」

「契罵。大丈夫か？」

「うん。予想以上に強い。」

「クククッ。煩わしの力に屈するが良い。」

「そんな事させない。」

「どうするつもりだ？」

「インフレを浄化する。」

私は、外へ出た。

チャプタ―１０

「この元正義の味方であるこの私に歯向かうとは。バカな奴め。はーっ。」

インフレは、幻衝力のミサイルを放った。

「ウワーッ。でも、これくらいなら。」

「契罵。負けるなよ。はーっ。」

アースルフリートは、インフレを狙撃しまくった。

「こざかしい。はーっ。」

インフレは、全身から、破壊の波動を放った。

「契罵。後は、任せた。ウワーッ。」

アースルフリートは、アースルアヌラに戻ってから気絶して、勢いよく

地球へ落下した。

「クククッ。くのいちワンド。喰らって、消え伏せるが良い。」

「消え伏せるのは、あなたよ。」

「な、何だと？」

私は、大自然の力と自分の気と魔力と幻諸力を一つにして、ブレードギラーに伝えた。

すると、ブレードギラーの刃先から、巨大な蛙の幻覚が出現した。

「ブレードギラーネメシスゲシュパント。」

巨大な蛙の幻覚は、特殊な波動を吐き出した。

「な、何だ、この圧倒的な癒しのパワーは？」

「もう、思い苦しまないで。」

「や、止めろ。煩わしの力が・・・。」

「そりゃーっ。」

「もう、思い苦しまなくて良いのか。済まない、くのいちワンド。」

インフレは、超新星爆発みたいに大爆発して消滅した。

チャプタ―１１

私は、勢いよく地球へ落下した。

場所は、大久保通りである。

「痛たーっ。って、ここ、何処？」

私は、変身が解けた。

そこへ、アースルＳがやって来た。

「契罵。真犯人は、他に居る。」

「真犯人って？」

「首領という謎の人物さ。」

「アースルＳ。向かって。」

「ＯＫ。それじゃ、行くぜ。」

アースルＳは、加速した。

チャプタ―１２

ここは、歌舞伎町である。

そこには、首領と呼ばれている人物が居て、五十体のライカン兵とパーティーをしていた。

「何っ、インフレが敗れただと？」

「キエーッ。」

「まあ良い。次の手なら、とっくに。今は、とにかく楽しめ。」

「キエーッ。」

チャプタ―１３

私は、そこへ辿り着いた。

「ライカン兵だらけ。」

「うじゃうじゃ、居るな。」

「アースルスタンバイ。」

私は、くのいちワンドに変身した。

ライカン兵達は、突撃して来た。

「キエーッ。」

「そういうつもりなら、シュート。」

私は、アースルＳに乗って、ライカン兵達を一掃しながら、走って行った。

「キエーッ。」

チャプタ―１４

私は、首領が居る店へ辿り着いた。

「キエーッ。」

「な、何っ？」

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊を竦めさせる忍。鎌のくのいちワンド見参。」

「ライカン兵。」

首領は、ライカン兵達を呼び出した。

「キエーッ。」

「はーっ。」

私は、手裏剣で、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１５

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私と首領は、互いに攻撃しまくった。

「これでも喰らえ。幻衝波。」

首領は、杖から、幻衝力の波動を放った。

「ウワーッ。」

「止めだ。喰らえ、必殺：立往生。」

首領は、自分を動けなくした。

「どうだ、参ったか？」

「脚幻衝。はーっ。」

私は、飛び上がってから、一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

首領の仮面は、真っ二つに割れて落下したが、下に同じ物をかぶっていた。

「あなたは、誰？」

「誰が教えるものか。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げられちゃった。」

エピローグ

チャプタ―１

ここは、修理場である。

「契罵の奴、何処へ？」

「気長に待つしかない。」

「戻って来ますかね？」

「たぶんな。仕方あるまい。」

チャプタ―２

私は、アースルＳに乗って走っていた。

場所は、想像に御任せします。

「今、戻るわけにはいかない。」

「誰にでも、そういう時があるものさ。」

「そんな感じかな。」

「それじゃ、何処へ？」

「任せるよ。とにかく、行って。」

「了解。行くぜ。」

アースルＳは、加速した。

破壊を竦めさせる忍。鎌のくのいちワンド見参。

　　　　　　　　　　　　　　　　　―　完　―