これから先ずっと永遠にエリーは俺だけのもンだ。



「なぁ、エリーはなんで使用人と一緒に働いてんの?」


「わたくし何も出来無いことが嫌なんですの!」




エリーが最近可愛すぎる。


何が可愛いかと言われれば『存在が可愛い』としか言いようがない。


だって、考えてもみろ?そもそもいるだけで可愛いやつが、可愛い行動をしてくるんだぜ?


可愛いの拷問にあってる様なもんだ。



「エリーが拭いた窓がどれかわかるって愛かな?」


「…私が拭いた窓だけ綺麗すぎてってことですわよね?」


「斬新な模様になってるな、エリーはなんでも芸術作品にする才能がある」


「素直に汚いと言ってくださいまし!!」キイィ



俺が褒めるとエリーが発狂する。


本気で思っているのだが、なぜなんだろうか?


愛は言葉にしなければ伝わら無いとファルは言っていたのに、伝えるとエリーは怒る。


俺は騙されているのかもしれ無い。…殴りに行くか?



そんなことを考える俺に対してエリーはツーンとお怒りポーズで立っている。




「俺はエリーのどんなところも愛してるんだけどな」


それがそう言うとエリーの顔はみるみる真っ赤になってゆく。



「わ、わたくしを愛してるなんて!そ、そんなこと知っていますのよ!」


そう叫び、俺に背を向けるエリー。



なんて可愛いんだ。


俺は今ある幸せを噛み締めながら、エリーを後ろから抱きしめる。






「恥ずかしがるエリーも可愛いな」



「わたくし恥ずかしがってなどありませんわ!!」



そう言って俺の方へと振り返り、睨んでくる琥珀色の瞳を見つめながら俺は今がずっと続けばいいと願う。



「愛してんぜ、永遠にな」



そう言って俺はエリーの唇を強引に奪う。





これから先、永遠にずっと、エリーは俺だけのもンだ。

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