第17話 レベル3 炎蛇

 俺はちょうど魔力が溜まり、すぐさま魔法を放つ準備をする。

 

《レベル3 炎蛇》

 

 俺が魔法を放つと、蛇の形をした炎が大量にパイソン目掛けて襲いかかっていく。

 

 蛇のような動きをしながら、炎はパイソンに纏わりつきその体を焼き尽くしていく。

 

《すげええええ!》

 

《炎の蛇!》

 

《パイソンを倒したぞおお!》

 

《めっちゃかっこよかったぞ、クロ氏》

 

 コメント欄では俺を賞賛する声が上がる。


 それと同時に同接も10万を突破していた。


 俺はガッツポーズをしながらリサの方を見てみると、ぐったりとした様子で倒れている。


 俺は慌ててリサに近づいていった。

 

 リサは攻撃を食らっていたためか、ぐったりとしてしまっており意識が朦朧としている様子だった。


 どうやら大きな怪我はないようだが。

 

「クロ、なんとか私時間稼いだよ」

 

「ありがとうリサ、助かった」

 

 俺はリサに感謝の気持ちを伝えると、リサは少し顔を赤く染める。

 

《クロ君、リサちゃん凄すぎて草》

 

《アニメみたいな展開だ》

 

《リサちゃんとクロ君のタッグ強すぎる!》

 

《クロ氏がここまで強いとは驚きだね》

 

《これは切り抜き不可避だわ》

 

《確かにこれは切り抜き不可避、逆にしない手はない》

 

《リサちゃんの登録者めっちゃ増えてるw》

 

 俺らは視聴者のコメントを拾いつつ、リサの体力が戻るまで休憩することになった。

 

 そうしてしばらく休んでいるとリサの体力も回復したようで、俺たちは再び探索を始める。

 

「リサ、もう体は大丈夫なのか?」

 

「うん! 私は大丈夫だよ!」

 

 リサはそう言って微笑んでくる。


 正直戦いの後はリサのことが心配だったが、どうやら無事なようだ。

 

 俺はそんなリサに微笑み返すと、探索を続けることにした。

 

 そしてしばらく歩いていると、目の前に大きな扉が現れる。

 

「やっと出れる!?」


「そうかも」

 

《やったあああ!》

 

《ようやくだあああ!》

 

 コメント欄も12階層への扉が出現したことで、より一層盛り上がりを見せていた。


 だがまだ危険地帯には変わりない。


 気をつけながらいかなければいけないだろう。


 俺は扉を開き中へと足を踏み出す。


 すると見覚えがある場所に辿り着くことが出来た。



―――





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