第18話 十八個目、ブログをやった

 将来、作家として食べていくのは厳しい。


 大学を卒業した私は、フリーターとして本屋さんにアルバイトした時、一生をアルバイト生活なのだと悟った。たぶん正社員になる気はない。なれる気配すらない。


 なので、食い扶持を稼ぐために副業を始めた。投資とブログ。今回はブログを紹介する。


 ブログは小説と違って後天的に身につくスキルで、勉強すれば誰でもできる。しかし、長い期間、無報酬を味わう。


 私は5年間、セルフバック以外、ずっとゼロ円でブログを書いた。6年目にして、やっとグーグルアドセンスから1万円ほど頂いた。たぶん私はセンスがないのだろう。普通、X(元ツイッター)界隈の人は半年から一年かけてブログの報酬が発生する。


 まあ、稼ぐ目的は投資が果たしてくれた。ブログは趣味と実益を兼ねている。


 たぶん、PREP法とか、小説に生かせると思う。創作的な小説と機械的なブログは違うと思うけれども、書くということ部分は共通している。


 Webライターも経験した。それは、また、違う機会に……。


 10個ぐらいブログを立ち上げて、やっと1万円だけ稼いだ私は弱小ブロガーだ。6年間で少なくとも、中古ドメインやラッコマーケット、外注で100万円ほどかけた。元が取れる気配はない。もう趣味の領域に突入している。


 でも言わせてほしい。ブログは楽しい。執筆意欲がわく。


 今後は経費をかけずに、少しずつ、ブログを更新していく。ブログで起業できれば良かったが、月2000円しか稼げない私は、当分、起業は無理だ。月8万円以上稼げるようになったら開業したい。


 え、小説家としてデビューして個人事業主になり、確定申告すればいい? 小説家として商業デビューするのは、かなり時間がかかりそう。デビューする前に死ぬかもしれない。とりあえずの目標。40歳まで頑張ってみよう。

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