第11話 十一個目、メメント・モリを知った
アニメオタクなのに、恥ずかしながら、31歳になって初めて『ぼくらの』を見始めました。
『ぼくら』のは鬱アニメ、鬱漫画として有名で、2007年にアニメ化された作品です。
当時、エヴァンゲリオンを模倣し、かなりの好評だったと記憶しています。2007年とか私は中学生でしたが……。
今、2024年になってオープニングの『アンインストール』YouTubeで何度も聞いています。
漫画を全巻買おうと考えています。すごく考えさせられます。
『ぼくらの』は、ロボットアニメなのですが、一番面白い設定に、ロボットの動力は人間の生命力という点です。つまり、ロボットを動かした人間は“必ず死にます”。
14人? の中学生がロボットの搭乗者に選ばれて、勝って死ぬか、負けて宇宙や地球ごと死ぬかを選ばされます。また、相手は平行世界の人間で、相手のロボットを負かした場合に相手の平行世界の宇宙や地球が消滅して人類が滅びます。
すごく鬱な展開です。しかし、これはメメント・モリを考えさせらます。登場する中学生たちが大人びていて達観しているのです。戦闘中、逃げ出す人間らしい中学生もいますが、リアルです。もし私が『ぼくらの』世界に入ったら、セックスとか逃亡とかに走るかもしれません。
メメントモリとは、死を忘れるな、という意味です。生きる素晴らしさや有限性を説いています。
真面目な話をしますが、『ぼくらの』の中学生のようにすぐには死にませんが人間は100%死にます。30年後? 50年後? 31歳の私は死にます。死を忘れるな。死ぬときに後悔しないために自分の好きなことを100%やります。もちろん他人に迷惑をかけたり、犯罪を起こしたり、するのはダメですが、人生一度きり。思い切り、やりたいことをやりたい人生です。
とにかく、私は電子書籍を出してアマチュア作家になるという夢をかなえたので、一旦は、やり切りました。次の8年。40歳までに、今度の夢は商業のプロ作家になることです。
30代は、いろいろ諦めなければなりませんが、ビジネス書や自己啓発書は、それでもやっぱり夢を追え! と書かれています。
夢のマイホームや20代での結婚、億万長者など、私には無理ですが、小説家になる夢は追いかけられます。生きている限り、30代でも40代でも、追い続けます。
メメント・モリ。死を忘れるな! 今日ある生に感謝して、必死に執筆します。
11話目は、なんか真面目な話になりましたね。なんかすみません。
『ぼくらの』はアニメでもマンガでも、すごくおすすめです。鬱ではなくてメメントモリを考えさせられる教養だと思います。
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