終わらない夜を越えて

 静まり返った夜 内側からせり上がってくる


 どうしようもない不安が 私という器を満たす


 この世のすべてから 逃げ出したくなる


 消えてしまいたくなる 衝動


 いつまで経っても 薄れることがない


 気のせいじゃない これは体のせい


 脳の作用なんだ 脳内物質がそう思わせてるだけなんだ


 自覚して 言い聞かせて 抵抗を試みる


 きっと意味なんてない だけど意地はあるから


 無理矢理に笑う すぐに効き目は出なくても


 作り笑顔で 空元気で やせ我慢で 乗り切るんだ


 そうすれば 気が付いた時には


 不安はどこかへ消え去ってる


 嘘が嘘じゃなくなってる


 何度でも言うよ 今日はまだ終わりの時じゃないって


 だから また明日


 また明日 きっと会おうね


 いつものこの場所で

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