第3話


大晦日の日、コウタ(仮名)を含む”助っ人チーム”は思い切って15時に現場を後にし、帰ることにした。


この時、”助っ人チーム”は当初の半分の人数になっていた。・・・そう、後の半分は「やってらんねー!」と捨て台詞を吐き、リタイヤしたのだ。

 

久々の陽光の元、皆ウキウキと語った。

「すげぇ~!お日様があんなに高いっ」

「あ、あ、明日(元日)は休んでいーんですよね!?」

「俺、本屋とCD屋に逝くッ!」

 

そして、その時コウタ(仮名)は、まじまじと空を見上げて考えていた。

 

(あれぇ?空ってこんなに青かったっけ???)


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