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 私は絵の前を離れて秋の相手をすることにした。(秋はすごく喜んだ)

「絵はこのまま飾っておくから、好きなときに見ていいよ」と私の膝の上に頭を乗せている秋は上機嫌な声でそう言った。

「ありがとう」と私は言う。

 それから秋とおしゃべりをしていると、いつの間にか私の膝の上で秋はよだれを垂らして眠ってしまった。

 着ている制服はよれよれになっているしだらしないと思った。(あの絵の中にいる清らかで清楚な女の子と同じ女の子とは思えないくらいだった)

 足を大きく開いていて、白い太ももが制服のスカートからはみ出して、あらわになっている。(白いシャツもお腹もでている)

 私は秋を起こさないようにして、スカートを直すと、制服の乱れを戻して、それから秋の髪を優しく撫でる。

 窓の外はもう真っ暗になっている。雨はまだ降り続いているようだった。

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