第2話

「お父様、お母様どうしてこんなことに」

「···逃げるわよ」

「···お父様は」

「大丈夫、お父様は強いんだから」

「本当に」

「···ごめんなさい、あなただけでも逃げて」

「お母様をおいて逃げれません」

「また、会えるわきっとだから逃げて」

「···お母様、お母様」

···今見ているものはなんなの夢だったのかな

「···リア大丈夫」

「···あなたは」

「忘れちゃったの」

「エラよ」

「···?」

「あなた、熱が高すぎて記憶喪失になったのね」

「いい、今のあなたはリア、この公爵家のお嬢様の専属メイドよ」

そうだ、今の私はお嬢様の専属メイドのリアだ

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記憶喪失の侍女の役目はお嬢様の恋の駆け引き役 雪野まゆ @mimikineko

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