とある地域、宗教戦争のただ中から、味方の助けを呼ぶという使命を与えられた主人公エッケハルトは、馬を走らせ続け、苦労の末ある町へ辿り着いた。
文化圏のまるで違うその町では、救援を呼ぶにも右も左もわからず、困り果てていたところに「美人で女と見間違えた」などという、くだらない理由で手を差しのべてくれたハドリ-という青年。
彼の、どこか兄貴ぜんとした言動に安心感を覚え、エッケは行動を共にすることを決める。
エッケハルトの目的は、最善は仲間の救援、最悪は仲間らの敵討ち。
それに二つ返事で快く付き合ってくれるというハドリ-の目的は一体……?
彼は余程の善人なのか、それとも腹に一物を抱えているのか──
人種の違う青年二人が旅の中で絆を深めてゆくブロマンスストーリー。
彼らのなんとも言えないもどかしい距離感にワクワクが止まらない!
(※友人としてプロットの下読み等を協力をさせていただいておりますが、忖度なしにオススメしたい作品です!)