第8話カダスの王に会いに行こう。
地下へ降りると、少しばかり開けた空間があった、苔むした内部を進み、そこには古い日本語のでかれた石版があった。難しい漢字と、古語で書かれていて知識がなければ読むことはできない。
日本語一20に成功すれば内容が分かったはず。
「ニャル、お前も技能振ってくれない?」
「えー何で僕が振るんですか?僕一応KP的立ち位置ですよ、僕がやったら意味がなくなるでしょ。」
「頼むよーニャル子ー。」
そう言って俺はニャルの手を取り上目遣いをする。
「あわわわわ////」
ニャルは困惑し、頬を赤く染める。
「う、うーん、し、仕方ない、で、ですね////」
[日本語(75-20)→失敗(82)
日本語(??)→成功(??)]
「やっぱニャルさんは頼りになるなー。」
「ええ、僕は役に立つんです!」
こいつちょろいな。
「僕が読み上げますね「
「幻の夢の都、福地州を治めしの大帝よ
あまたの夜闇の鬼たちを統べる海の神よ
蒼き星の子の前にその御姿を見せたまえ
いあいあえるだぬあざのうでんす!
そうすれば、桐地州の王はその海に舞い降り、きっと願いを聞き入れるだろう。」とのことです。」
「じゃパッパと向かおう、俺帰りたいし。あと一つ聞きたいんだけど俺の友人ってどうなってる?」
「あー彼ですか、邪魔だったので彼の家に飛ばしました。今頃はベットの上で寝てると思いますよ。」
「なら安心した、ニャルの事だからてっきり殺したのかとヒヤヒヤしてたんだ。よかった。」
「僕だって他者への配慮とかあるよ!それにあなたと2人っきりの状況を作れたことについては彼には感謝をしてるんですよ。」
「あーそう。」
今すぐこいつと離れたい(切実)
そして俺たちは来た道を戻り、ビーチへと向かった。
ビーチにつき詠唱を始める。
「幻の夢の都、
あまたの夜闇の鬼たちを統べる海の神よ
蒼き星の子の前にその御姿を見せたまえ
いあいあえるだぬあざのうでんす!
呪文を唱えると、突如、海が割れるように海水が遅いていった。そうして出来た道を、常の生えた馬がソリらしきものを引いてかけてくる。よく見ると、そのソリは貝殻で出来た馬車のようなもので、そこには雲のようなヒゲをなびかせた老人が乗っていた。しかし、その雰囲気はあまりに神々しく、ひと目てそれが人ならざる存在、それも非常に強大な権力を持った存在であると感じた。
[SANチェック0/1d3
正気度ロール (72)→成功(14)]
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