クトゥルフ神話trpg世界で無双はできますか?→可もなく不可もなし!
葉分(ようぶん)
第1話お前も探索者にならないか?
「俺はこんなとこで負けてなんかいられない!帰る場所があるからなぁ!!」
[パンチ(80)+マーシャル(58)
成功(64)+成功(21)
ダメージ2d3+1d4 (2D3+1D4) > 3[1,2]+4[4] > 7
駆り立てる恐怖 HP7→0]
「よっしゃー!ちょうど7点入った!」
「化け物はその場に倒れ込み、その後ぴくりとも動かなくなりました。駆り立てる恐怖撃破成功、シナリオクリアです!おめでとうございます!」
「ありがとうございました、くっそ楽しかったです!またクトゥルフやりましょうね!」
「そうですね、また機会があればシナリオ回しますよ。」
「おいらはもう眠いんで落ちますね、明日は学校があるので。」
「okです、お疲れ様でしたおやすみー。」
「うぃーす。おやすみー」
Discordの通話を終了し、俺はベッドに寝っ転がった。
今日は久しぶりにクトゥルフ神話trpgをやってシナリオもクリアして結構いい感じで終われたしよかったー。明日も大学の講義中に探索者考えるか。
自分をモデルにするなんか良いよな、前シナリオ回した時にバタートースさんが自分をモデルにしたキャラ持ってきてたよな、俺も今から作るか?いや、やめとこう明日は1限あるしもう寝よ。
翌日
講義が終わり、大学で考えたキャラをキャラシメーカーにぶち込まんと俺は意気揚々とキャンパスを飛び出して帰路に着く。
「そこの君ー、少しお時間いいですか?」
道路側で声をかけられ、俺は振り向いてそちらの方へと進むと一人の女性がこちらに手を振っている。
その容姿はクトゥルフアニメで出てきそうなニャルにそっくりだった。コスプレイヤーだろうか?将又宣伝を含めた街頭インタビューか?
「なんです、街頭インタビューですか?」
「まあ、そんな感じです。ところで君、クトゥルフ神話trpgは好きかい?」
「一応、少しばかり齧っているぐらいですけど。」
「なるほど、では、好きな神格は?」
うーむ、難しい質問だな。無難にアイツでいいか。
「ニャルラトホテプです。あの狂人っていうんですかね、そういった雰囲気的なものが好きで。」
「なるほどなるほど、ご協力ありがとうございます。では本題に移るとしますか。クトゥルフ神話trpgの世界に入って、自分も探索者として冒険してみたいですか?」
「まあ、できればやってみたいとは思ってますかね。」
「わっかりましたー!」
そう言って女性は指を鳴らすと、辺り一面の空間が揺らぎ、元に戻る。
辺りを見渡すと人や自動車は時が止まったかのようにピタリと静止している。
そして女性の方へと目を向き直すと女性の体はミルミルとその姿を変えてゆく、黒い体へと。
クトゥルフ神話において旧支配者の一柱にして、外なる神に使役されるメッセンジャー。
ニャルラトホテプそのものに。
「あ…あの…もしかして…」
「そう、あのニャルラトホテプだよ。君、探索者になりたいって言ってたよね、僕の気まぐれで君の願いを叶えてあげようかなと。泣いて喜んでくれても構わないんだよ、君のような一般人が僕のような……」
「あの、姿をニャル子に戻してください、リアルSAN値削られそうなので。」
「ん?ああ、良いよ。あの格好、僕も好みじゃないから。」
そう言って、黒を基調とした服に灰色の髪で褐色肌の美青年とも美少女とも取れるような見た目へとニャルラトホテプの体が変化してゆく。
「これで良いかい?」
「ええ、バッチリ。」
「君リアルにPOW高い人だね。普通の人が見たら発狂もんなのによく冷静でいられるよね。」
「いや、憧れというか大好きな神格が目の前にいてちょっと興奮してるだけです。」
「興奮って君、そんな目で僕のことを!?そ、それなら僕でよければz」
「断じて違うし、その姿だと余計嫌です。」
「釣れないなぁ〜、まあ良いや話を戻すけど君、探索者になりたい?」
「なりたいです。」
「わかった、じゃ今から君にこのアーティファクトを渡すよ。」
そう言ってニャルは一冊のノートを渡してきた。
「これは?」
「アーティファクト:キャラシメーカー!」
「ふざけてるんですか?」
「いやいや、ふざけてなんかないよ、それは君が望む世界で1番必要なものだよ、なんてったって本当に君のステータスになるんだから。」
「なるほど?」
「君にはこれから僕たちが住む君たちでいうクトゥルフ神話が本当に存在する世界クトゥルフ神話trpgの世界に来てもらう。君のステータスは君のを元に作れるから、職業と興味ポイントは自分で振り分けてね。回る
「いいんですか、こんなヌルゲーにしちゃって。後で後悔しても知りませんよ?」
「僕は暇が潰せればそれでいいし、君も色んな職業のロールプレイとかしたいでしょ。僕もそれをみてる方が面白いし。たまに超鬼畜なモノも回ることもあるかもね。それに僕は混沌と狂気が大好きな邪神だよ?君たち人間が、もがき苦しむ姿が僕は見たいんだ。」
「ありがとうございます、ニャル様!」
「そんなことはないよ、えっーと名前なんだっけ?」
「まだ名乗っていませんでした、俺の名前は
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