創作論?的な日記

藤夜

第1話 キャラクターの作り方

 物語を作る時、キャラクターって大事ですよね。みなさんはどんなふうに登場人物を作っていますでしょうか。

 私は物語のあらすじを作る前に、登場人物の外見や性格、生い立ち、得意な事などを先に決めています。主人公を含めた何人かのキャラを設定して、それからざっくりどういう筋書きにするかを考えます。なぜかというと、私はその方が楽だから。

 キャラの性格が出来ていれば、この子はこういう時こう喋るな、とかここではこう動くな、というのが自然とわいてくるので、勝手にお話が進んでいきます。まあ、それでも結構詰まりますけどね。

 

 人間って不思議なもので、年齢や職業(役職)、好きなもの、生い立ちや兄弟の何番目かなんかで性格が決まってきたりします。役割性格って言うんだそうです。日本特有らしいですが、干支や血液型で性格が似ているというのも、この役割性格らしいです。

 色も大事で、イメージカラーが性格を特徴付けたりします。赤は勇気・積極的、ピンクは優しい・女性的などが連想されるみたいです。キャラクターのイメージカラーを作ってみるのもありだと思います。心理学が好きで学生時代にユングやフロイトなどを読みあさっていた私は、こういう性格診断みたいなのも大好きで、物語を書くときにも役に立っています。

 

 他にもキャラクターを作る時に色々な本を参考にします。

 一時流行ったことがあるのでご存知の方もいると思いますが、『エニアグラム』は面白いです。女の子は好きかもしれません。一種の心理検査みたいなものなのですが、人間を九つの性格パターンに分けて紹介しています。これが複数のキャラを書き分けるときに役に立ったりします。挑戦タイプとか研究者タイプとか、細かい項目の質問がありどの項目が一番多いかによって自分がどのタイプに近いか診断するんですが、そのタイプ別の項目が行動思考パターンの特徴を明示していてわかりやすいです。

 後はちょっとマニアックですが、ICDとかDSMとかの精神疾患の診断基準の本を使う時もあります。これは主に悪役で使います。だいたい犯罪を犯す人って、普通の精神状態でないことが多いです。交通事故は突発的なので違いますが、殺人なんかはサイコパス(診断名ではないですが)のように生まれ持った特性やストレス下で異常な精神状態になっていないと出来ませんよね。この診断基準にもこの病気はこういう考え方をする、こういう行動をしてしまうと書いてあるので結構使えます。最近流行りの『薬屋のひとりごと』も主人公一族はいわゆるギフテッドと呼ばれることがあるASDの特徴が描かれていますよね。よく出来ているなあと思って読んでいます。人気が出るのもわかる、とっても面白い小説です。

 

 なんて徒然草のように思いついた事をちょっと雑談的に書いてみました。創作論とも呼べない日記です。偉そげに書いてすみません。

 



 気が向けば、続き書くかも……

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