仮面の英獣使い
TOBU虎
プロローグ
永久への願い
暖かな日差しに照らされ、少女は目を覚ます。
遠くの方で鳥の
今は朝なのだと、そう思った。
そして自分が
だが、なぜ自分が机にもたれて寝ていたのかが分からなかった。
ここは何処なのだろう?
少女は辺りを見回した。
知らない部屋だ....。
8
机とベッドの間に大きな窓があり、そこから朝の日差しをめい
窓からはほんのり桃色が残る、
自分は
記憶を
だがいくら
ふと、机の正面の壁に目をやる。
そこには大きめのコルクボードが掛けてあった。
まっさらだった。
いや、ボードの一番下に
『ずっと一緒だよ♡』
頭の奥でズキリと痛みを感じた。
すると、少女の
涙だった。
手の甲で
何故悲しみが込み上げてくるのかが分からない....
分からないことにすら悲しくなり、どうしようもなかった。
しばらく泣きじゃくり、収まった頃には目が赤く
すっと机の
日記だろうか?
nameの所に自分の名前が書いてあったが、他は自分の物では無い物もある。
少し
そして…まるで何かに導かれるように、すっとページを開いた…。
◆○◆○◆○◆
『
著 ???
この物語は、世界のどんな
ここに語ろう。
私が体験したすべてを…。
世界の真実を…。
思い出すことが…できるように…。
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