メガネと伴に

多肉ちゃん

第1話

私がメガネを初めて作ったのは40年ほど前。仕事場にPCが入りだして、画面を見続けたために視力が落ちてしまったからでした。普段の生活には差し支えなかったので、仕事中だけ掛けてました。


結婚して仕事を辞めてからはメガネを掛けることは無くなっていました。


ところが40歳を過ぎたころ、遠くも近くも見ずらい事に気が付いたのです。眼科で診てもらいましたが『ピント調節を行う筋肉が固くなっていて一定の距離しか見えなくなっている。治療法は無い』と言われ不自由な生活を送っていました。


娘のメガネを作りに行ったときにその話を店員にしたら「遠近両用のメガネを作りませんか?」と勧められました。私はその当時遠近両用メガネはおとしよりがかけるものとおもっていてびっくりしましたが、よく話を聞くと、遠くと近くが見にくいのであれば眼鏡で矯正できるのだそうです。さっそく遠近両用メガネを作りました。そして古い眼鏡には読書用に近だけのメガネをサービスで作ってもらいました。

確かに遠近両用メガネをかけると遠くも近くもよく見えるのです。紫外線防止もついていましたから外出の際はいつもかけるようになりました。


還暦を過ぎたころ、又問題が起き始めました。加齢とともに老眼になってきたのです。メガネを掛けなくても遠くは見えるのですが、近く、特に小さい字が見えない。新聞や、本を読んだり、説明書きなどが見えなくなってきました。市販の老眼鏡でだましだまし、生活していましたが、どうにもならなくなり、メガネを作り直すためにメガネ屋に行きました。


検査の結果は「遠くはよく見えているが、近くがかなり見えなくなってきている、老眼がかなり進んでいる」と言われ「外出用は度無レンズに、一部を近くが見えるようにして、もう一つはPCの距離と読書をするときのように近い距離が見えるように眼鏡を作りましょう」と、提案されました。遠近のメガネと、中近近のメガネの二つを作ることになりました。

遠近には紫外線防止加工を。中近近にはブルーライト防止加工をしてもらいました。


外出の際は遠近を掛けます。ですから、そのメガネは外出用のバックに入れてあります。小さい字も見えるので外出先でも安心です。

中近近のメガネはPCの所に置いています。このメガネを掛けるようになって読書やスマホなどをするのが楽になりました。ただ、このメガネを掛けては歩けないのでPCから離れる時は外します。

前に作った読書用のメガネを台所に置いて料理を作る時に使っています。


メガネのつけ外しは大変ですが、メガネを使い分けることで快適な生活を送れています。


度が進まないように注意しながら、目を大事にしたいと思っています。








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メガネと伴に 多肉ちゃん @tan1kuchan

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