第6話 作戦

 サミエルと、カムイが、廊下を歩きながら会話する。

サミエル「お前はなんで、あっち世界で戦うの?」

カムイ「推薦で、ここに入ったからな」

サミエル「推薦?」

カムイ「推薦って言うのは、まず、10位内の誰かが1人を推薦するんだ、そしたら、試験も何も吹っ飛ばして入れるんだよ。」

サミエル「でも試験してたじゃん」

カムイ「やっといた方がいいと思ってな」

サミエル「じゃぁ強いの?」

カムイ「まぁ、そうなるな」


 1ヶ月経過……

  現世

 バイソンを、中心に人々が並ぶ、

バイソン「お前ら、死ぬことは考えるな、今は助かることだけを優先しろ、そしてここから先は絶対に通すな」

 バイソンが、話終わるとゲートが開く、そして中から人間が出てくる。

ミラー「どうもこんにちは、まずは数を減らそっか」

 ミラーは、ビルの方へ向かい、ガラスを割る。

ミラー「コピー」

 割れたガラスから、ミラーが出てきて、大群になって襲ってくる。

 するとサミエルが飛び出し、ミラー達に、刀を振るう。

ミラーは、刀で切られると、消えてなくなる。

バイソン「シズキ、他のところでも、敵が現れたみたいだ、俺はそっちへ行くお前らは、ミラーを頼む」

シズキ「あいよ、」

シズキ「サミエル下がれ、」

サミエル「え?!ヤダですよ」

シズキ「下がれよ」

サミエル「はい……」

 サミエルは、後ろへ下がり、シズキが逆に前に出る。

シズキ「全部流してやるよ、」

シズキ「Whiteout」

 シズキが、手のひらを前に向けると、水が流れて、ミラーのクローンが、流されてゆく。

サミエル「シズキさん!水は、水はダメです!」

 水の反射から、ミラーが出てくる。

シズキ「あー!やっべ!」

 シズキの、水で出来た、水溜まりから、さらにミラーが出てくる。

サミエル「せーんぱん」

シズキ「……?!」

サミエル「せんーぱん」

一同「せーんぱん」

一同「せーんぱん」

シズキ「一応俺!つよいんだからね?!」

 ミラーの大群が、ふざけている間に、大群で生き埋めにしようとする。

???「あーっと、俺に殺されたいやつは、止まれ」

 すると、ミラーが全員止まる。

サミエル「リクさん!」

 リクは、手を叩いて、一同に話しかける。

 大きなカゴをどこからか取り出す。

リク「はいー、今からこんなかに、爪を切って入れてね〜、爪切り用意してるからね〜、入れなかったら殺すよーん」

 一同は従順に従い、爪を切り入れる。

 リクは、カゴに手を入れて、爪を口に運び、ボリボリと音を鳴らしながら食べる。

 一同は、陸を見て、恐怖を覚える。

リク「さて、やりますか、なぁ、ミラー」


―モンスターの世界―

カムイはゲートを通る、

カムイ「マジかよ」

 カムイが、見た先には、大勢の敵軍ではなく、ザイク1人のみだった

 サンダーは、カムイの頭をわしゃわしゃする。

カムイ「親かよ」

サンダー「……お前ら下がってろ」

ザイク「あれ?、1人?それだけで勝てると?」

サンダー「全勢力を使うんじゃないのか、」

ザイク「俺だけで十二分だよ、あぁそうか、君たち」

ザイク「馬鹿なんだ笑」

 ザイクは、バカにしながら笑う。

サンダー「……White……out」

  サンダーの頬に、正八角形の、中に線がある、マークが出現する。

 サンダーが、落ちている石を拾い投げると、通常ではありえない速度で石が飛び、ザイクの顔を掠れる。

ザイク(ほう、まずは条件からか、あの感じ"自動発動"じゃ無さそうだ、じゃぁ触れるタイプだろうな、触れた物の速度を上げるとかそんなとこか?)

サンダー「お前、嘘ついてるな」

ザイク「なぜ?」

サンダー「お前に意志を投げた時、ほんの一瞬空間が歪んだ、つまりお前からの半径何メートルからかは自動的に排除されるんだろ、」

 ザイクが、不敵な笑みを浮かべる

ザイク「人間も捨てたもんじゃないなぁ!能力を見破りやがって!お前は、最後まで残……いや、今殺してやるよ!」

サンダー「一貫性のないやつは嫌いだ」

ザイク「ごめんね優柔不断だから」

 サンダーは地面を蹴ると、さっきの石とは比べ物にならない速さで、ザイクに近寄る。

 ザイクは、腕を振り、サンダーに能力を使う、

ザイク「クリア」

サンダー「腕を振ったな?」

ザイク「あ?」

カムイ「Break」

 カムイは、ザイクの背後に周り込み、拳を当てる。

ザイク(クソッ、能力が発動しねぇし、体の動きも制限される。)

サンダー「バウンド」

 サンダーの拳が、ザイクに当たると、体が弾け飛び肉片が飛び散る。

カムイ「相変わらず、残酷な技ですね。」

サンダー「まだ終わってない、」

 ザイクの飛び散った肉片が、元に戻っていき、元の形に戻る。

ザイク「痛いな流石に、」

 ザイクほ、顎をスリスリしながから、考え込む

―あの、ビリビリ野郎が邪魔だな、しかも、急接近することで俺の範囲攻撃を避けやがった―

ザイク「よし!考えるのはやめよう!難しいのは嫌いなんでね!」

ザイク「ちょっと、本気を見せようなかなー!」

ザイク「ワールド……」

 ザイクが「ワールド」と言うと、一気に圧が代わり、押しつぶされそうになる。

 ザイクは、

サンダー「何をした」

ザイク「知らない?」

ザイク「簡単に言うと、能力に制限をかけて、強くなるんだ」

ザイク「君たちはまだ、拳にすら能力を流せないんだから無理か」

サンダー「何が言いたい、」

ザイク「君達には到底届かない領域まで来てるんだよ僕たちは」

サンダー「おい、順位が10位内のやつとカムイは、残れそれ以外は全員ゲートを通って逃げろ」

レッド「あら、にげてる間にこの子達は、弱いから逃げてる間に死んじゃうわよ」

サンダー「分かった、ここは俺とカムイで何とかする」

ザイク「話は終わった?」

サンダー「あぁ、終わった」

ザイク「じゃぁやろうか!」

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