誕生日とお祝い
オーランド王国内では普通誕生日を祝ったりしません。
お金持ちや貴族などはお祝いする事もあるようですが、大々的にお祝いするのは次の三回となります。
六歳のお披露目
貴族は子供が六歳の誕生日を迎えるとお披露目の儀式を行います。医療があまり発展していなかった時代からの名残で、所謂七五三の様なものです。
誕生日自体は曜日や日付の概念がある為確り存在します。年に一回新年を迎える度に一つ年を取ると言ったような習慣とは違います。これは庶民も同様です。
六歳のお披露目はお金持ちの商人なんかも見栄の為に真似している様です。
十二歳のお祝い
この世界の人族は十二歳の誕生日を迎えると教会で儀式を行う事で職業と言うものを得る事が出来ます。これは女神様からの慈悲と呼ばれるもので、職業を得る事で様々なスキルや魔法を行使する事が出来る様になると言われています。
一般の庶民は年に四回教会で行われる“授けの儀”に参加し、様々な職業を授かりますが、お貴族様や一部商人は教会に寄進を行う事で個別で授けの儀を行ったりします。
十二歳のお祝いはこの授けの儀を祝っての催しとなります。
主にお貴族様やお金持ちが行います。
成人のお祝い
オーランド王国においては満十五歳を迎える事で成人とみなすとされています。
教会において“旅立ちの儀”と呼ばれる所謂成人式を行い鑑定書を貰う事で各種ギルドでの正規会員登録を行えるようになる為、年に四回行われる授けの儀と共に行われる旅立ちの儀には多くの若者が参加します。大声を上げて暴れたりはしません。
この旅立ちの儀は人生における大きな節目と呼ばれており、大抵の若者はこの旅立ちの儀を機にそれぞれの道へと巣立って行きます。
言う間でもなくお貴族様やお金持ち商人は個別対応(寄進が必要)となっております。
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