死にたがりが幼馴染の影響で

@tukisimakeihakami

プロローグ

冷たい雨が降る日。 俺はあることをするためにある橋に向かって行った。でも、途中で幼い頃から仲良しの宮部伊月(みやべいつき)の家にでも寄って行こうかと思ったが、ここで伊月の家に行ったらもう出来ないような気がしたから、俺は寄らずそのまま無心で橋に向かって歩いていった。その橋は山の奥にあり、人気のないところにあった。そして、山の少し寒さを感じるような風に吹かれながら歩いていたら橋についていた。

そして、俺は橋の柵を越え手を離して自殺しようとしたとき、幼馴染の伊月の顔が浮かび離そうとしていた手をもう一度柵に握り返し、ためらった。俺はそのまま戻って来た道を帰っていった。

俺は、またためらってしまった。もうこれで何回目だ。しかも、毎回伊月の顔が浮かぶ。俺は、それを忘れるために深い夜に眠りついた。 






そして、また最悪の日々が始まる。そんな俺とそれでも、共にいてくれる伊月との話だ。      

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