鉄ヲタでも恋はしますよ
新金運転所
第1話 いつもの朝
ピ ピ ピ ピピッ ピピッ
俺は腕を伸ばしてアラームを止め、時計を見ると6:00を示している。「ふぁぁ~、もう朝か。今日は金曜だから今日一日乗り切れば明日は休みだな」
俺、上野
未だ眠気から抜けないままリビングへと降りて行く。我が家は二階建ての一軒家で、それほど大きな家ではないが二階には三部屋在って真ん中が俺の部屋だ。一階は1LDKと風呂と洗面台、トイレなのでリビングは結構広く真ん中に大きめなテーブルが在り食事は其所で摂る。
「父さん、おはよう」
「翼か、おはよう」
リビングに行くと既に父が作業服で朝食を食べていた。
父、上野
俺はリビングからキッチンに入り食パンをトースターにセット、自分のマグカップにインスタントコーヒーを入れてお湯を注ぐ。
「翼は相変わらず朝はパンだな。朝は米を食わないともたないぞ」
「朝は簡単で良いんだよ。昼は母さんの弁当でしっかり食べるから。で、母さんは?」
「あぁ、事務所へ行ったわ。何でも昨日中に片付ける書類が終わらなかったとか…あ、帰って来た」
リビングの入口を見ると母さんが入って来た。
母、上野
「母さん、おはよう」
「翼も起きてたのね。お弁当出来ているから忘れずにね」
「ほ~い」と言葉を交わすと登校の準備をする為に自室へ戻り、部屋着から制服に着替えて鞄の中を再確認。
「忘れ物無し!」と指差確認して鞄を持って階段の所へ来ると下から「光を起こしてね~」と母さんから声を掛けられた。腕時計を見ると少しだけ余裕が有るので自室の隣部屋の扉をノックするが…反応が無い。
「あいつ、また未だ寝てるな」と思いながら扉を半開きにして顔だけ中に入れると確かに絶賛爆睡中のヤツ。
「お~い、ひかり!」
「………」
「もう7時近いぞ!早く起きて朝食食べないと遅刻するぞ!」
「…うぅ…あ、お兄ちゃん」
「寝惚けてないで早よ起きろ!俺は電車の時間があるから行くぞ」
「行ってらっしゃ~い……」
ありゃ未だ半分以上は寝てるな。そう思いながらリビングで「父さん行って来ます」「気を付けてな」「母さん行って来ます。ひかりに声掛けたけど、まだあやしいから後でもう一回見て」「分かったわ、行ってらっしゃい」
玄関で通学用の靴を履き、もう一度「行って来ま~す」と言って駅へ向かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
作者より
全くの素人が「ノリと勢い」だけで描いた作品です。どの程度の量になるのかは作者本人にも解りませんが、出来れば完結できる様に頑張ります。仕事の都合上、更新は週1~2回程度ですが、宜しくお願い致します。
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