271 おれはきっと好きなんだろう
もうダメだ
もうおしまいだと
思いつつも
おれの創作意欲だけは
衰えを知らない
たとえダメでも
そうでなくても
おれは書くことしか
頭にない
もうダメだ
もうおしまいだと
思いつつも
おれは自然と
机の上に
置いてある
スマホと
キーボードを
前にして
詩を書き続けている
もう誰にも
おれを止めることは
出来ない
もうダメだ
もうおしまいだと
思いつつも
おれはいつの間にか
詩を書いている
もう誰にも
おれを止めることは
出来ないんだろうな
おれはいつでも
誰にも読まれない
詩を書いてきた
これからも
ずっとそうなんだろうな
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