225 想像力
何はともあれ
おれは作家に
なれたんだ
まだ売れない
作家では
あるけれど
おれはこれから
自分のことを
売れっ子作家だと
想像力を
たくましく
働かせて
その気になって
書いていこう
詩だけで
食っていこうだなんて
考えている奴は
世間では
ほとんど
いないだろうが
おれはこれから
想像力を
たくましく
働かせて
売れっ子になった
つもりで
書いていこう
売れない作家だろうが
売れっ子作家だろうが
やってることは
みんな同じだ
パソコンや
スマホの画面と
向き合いながら
キーボードのタイプを
打っていく
ただそれだけのことだ
おれには何も
出来ないけれど
それぐらいの
ことなら出来る
おれはこれから
自分のことを
売れっ子作家だと
想像力を
たくましく
働かせて
そう思っていよう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます