今年も最後のお題を考えつくことが出来なくて申し訳ありません。おめがねにかなう作品が作れませんでした。私の才能は芽がねえ。
きつねのなにか
今年も申し訳ありません
今年も申し訳ありません。いつものあれです。謝罪です。申し訳ありません。ネタ切れです。どうにもならんのです。メロスも謝っております。
「みんな、このメロスも謝るからどうかゆるしてやってくれないか。寛大なるゼウスよ! 謝罪する、どうかこの川の水を緩めてやってくれまいか。このままでは作者が水中毒で死んでしまう」
川はごうごうとうなりを立て濁流を作り騒ぎ立てている。
仕方あるまい。
メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死の闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきとかきわけきわけ、獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついにれんびんを垂れてくれた。
メロスは疲れ切りちから果て、川の流れにのって流されていったのだ。
ああもうメロスのちからも使えません。わたしからメロスを奪ったらもうなにも残りません。最近はメロスでKAC並びにカクヨムコンテスト短編賞2023を通過したのです。
メロス、メロスよ。その目を開けてくれはしないか。愛と誠のちからでここまでやって来たんだろう。メロス、ああ、メロス。
「わしは王じゃ。なんと、メロスがこんなところで亡くなっているではないか。わしのメロスが死んじゃうのは嫌じゃ嫌じゃ。ゼウスよ、どうにかこのたくましい男に再び息をさせてはくれまいか」
王はチキチキ! びっくりドキドキ王様危機一発ゲームをすることになった。
このゲームで最後まで生き残ることが出来たらゼウスも考えてくれるらしい。
「砲弾はわしか……ええい、ままよ! 最初はここじゃ!」
セーフ! 王様は生き残った。
「次はここじゃ!」
セーフ! 王様は生き残った。
「それではここじゃ! (文字数チラチラ)」
爆発した。王は地獄に落とされた。
ああ、王までもが酷いことになってしまいました。
これも全てはおめがねにかなう作品を作れなかった今回の作者にあります。
大変申し訳。
このとき妹があらわれた。
作者は大急ぎでメロスを復活させ、王を地獄から解放した。
妹が来ただけ、なのにである。
全ては作者がカクコン短編のころから妹を色眼鏡で見ているせいであった。
妹、齢四十のことである。
――――――――――
今年もKACありがとうございました!
メロスに助けられた一方、瞬発力を鍛えるという点では全然駄目でした。やはり一回一回作品を練らないと。基本設定があると凄い楽に考えられますね。
ただ、皆勤賞がないとロイヤリティプログラムで五百ポイント達成しないので……百合してクレメンス
それでは来年のカクコン短編でお目にかかりましょう、あでゅー!
今年も最後のお題を考えつくことが出来なくて申し訳ありません。おめがねにかなう作品が作れませんでした。私の才能は芽がねえ。 きつねのなにか @nekononanika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます