第8話 百合のとこー
「見てください。ナノル様この髪飾り可愛いですよ!」
綺麗なアクセサリーだなーとしか思えなくて、どういう反応をすれば良いのか困る。
「この白いお花の髪飾りとか似合いそうですよね!」
カリーノさんの目の色に似てるような…?カリーノさんはニコニコしながら髪飾りを買って俺に付けてくれた。
「とても似合ってます!私、小さい頃、お友達に髪飾りプレゼントするの夢だったんです!」
「お、お友達…?」
俺は嬉しくなって、聞き返してしまった。
俺友達初めて出来た…。
「い、嫌でしたか…?」
「違います…。お友達が出来るの初めてなので、嬉しくて…。俺…この髪飾り大切にしますね…!」
カリーノさんの手を取り、俺は微笑んだ。
カリーノさんは驚いた顔をしてから照れるような顔をした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「カツラを持っていても貴族だけだし、カツラが飛んでもいない。
あの人、神の加護をもっているわ…しかも、髪飾り…」
「一緒にいたいって意味よね…。」
そのような声が聞こえてきた俺はカリーノさんの方を見た。
「…その、そんなに見ないでください。恥ずかしくて隠してたのに…」
カリーノさんのような美少女が照れたらどれくらい破壊力があると思う…?
周りの人もだけど、俺も惚れそうになる!
別に惚れなかったけど。
「嬉しいので照れなくても大丈夫ですよ。」
「どうして清々しい程の笑顔なんですか⁉」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます