第101話 又兵衛桜
旅行社が企画する日帰りの「春の桜を観に行くツアー」に何度も申し込んで参加していますが、ツアー当日が都合よく満開のタイミングとなることは中々ありません。
奈良県宇陀市の又兵衛桜(本郷の瀧桜)を観に行く、日帰りバスツアーの時も残念ですが、満開には程遠く、やっと桜が咲き始めた頃でした。
こればかりはバスツアーを予約するのが、桜が咲く2カ月以上も前のまだ冬の時期なのですから、仕方が無いことです。
桜が咲いていようが咲いて無かろうが、バスツアーの予定通りのルートで桜の名所を巡って行きますから、ほとんど花が咲いていない、満足な桜を観ることが出来ない残念感が、どんどん増す一方でした。
ただ乗っているだけで特に何もすることが無いバスツアーですから、外を眺めていて何処を走っているかの等走行ルートも覚えてしまいますし、今は便利なカーナビゲーション(殆どルート案内はさせたことが無いのですが・・・)も有ります。
そこで次週に再トライで、念のためカーナビにルート案内を半年ぶり程の久しぶりに設定して、早朝に又兵衛桜に到着するよう、コンパクトカーを運転して行くことにしました。
流石は桜の名所と言われるだけのことはあって、朝5時頃に又兵衛桜の臨時駐車場に到着すると、既にそれなりに大勢の方が来ていましたよ。
又兵衛桜もほぼ満開で、風も無く、天気も午前の早い時間帯だけは晴れの青空となりそうなので、ホッとしましたね。
それから直ぐに又兵衛桜の写真を写し始め、観光客が多くなり、雲も広がってしまった8時ころまで、道中のコンビニに寄って買った「おにぎり」を食べつつ、様々な角度から又兵衛桜や周辺の桜達花達を撮り続けました。
こんなパシャパシャ沢山写してしまう時には、フイルムカメラからデジタルカメラに主機を変更して良かったと思ってしまいますね。
フイルムカメラのペンタックス67Ⅱを主機としていた時には、1日たっぷり時間をかけて写真撮影しても、失敗するともったいないことになるからと精々30枚、どんなに多くても50枚程度、フイルム代や現像代までも気にして、慎重に厳選して写真撮影していましたから、数を写さなくなったのです。
ところが今回デジタルカメラのペンタックス645Dでは、刻一刻と変わって行く桜の表情を、自分が適性露出だろうと判断した状態から、露出オーバーと露出アンダーで3分の1ステップずらした予備2枚を含めて3枚を1セットで露出補正しながら撮影して、300枚近くもの数多くの枚数を、電池とメモリーカードの容量がある限りとばかりに、何も気にすることなく写していたのです。
その場で撮影結果の良し悪しの確認までが、ある程度は出来てしまうデジタルカメラですから、便利過ぎて、多少の失敗は気にせず再度写せる気楽さは、雑に写すに繋がるかもしれませんが、これが時代の流れなんでしょうかね。
その分フイルムのような、現像が出来て来た時にフイルムの仕上がりを確認する、ドキドキ感や緊張感は絶対に味わえなくなってしまいましたが・・・
その後は、早朝から3時間弱の又兵衛桜の写真撮影で満足してしまったので、近隣に多数ある桜の名所にも、どうせ何処も混んでいるだろうと勝手に判断して、特に寄り道すること無く、早めに帰宅の途に就きました。
そう言えば、以前に鳥を専門に写しているらしき方(プロの方ではありませんよ)に「1回の写真撮影で何枚くらい写すのですか?」と聞いてみたことがありますが「1回の写真撮影で多い時には3000枚以上は写すかな」って言ってましたね。
鳥の写真撮影をしている様子を少し眺めていましたが、凄い勢いの連続連写で写していましたから、3000枚以上に納得してしまいましたね。
デジタル一眼レフカメラのシャッターのオーバーホール時期が、一般的なデジタル一眼レフカメラで10万枚程度らしいから、毎週のように写真撮影していれば、オーバーホール時期が1年もかからずに直ぐに来てしまうな~デジタル一眼レフカメラの寿命は短いな~と思ったものです。
ちなみにペンタックス645Dはベースがフイルムの一眼レフカメラなので、5万枚でオーバーホール推奨らしいですが、メーカーが既に修理受付を終了してしまったので、もうメンテナンスしてくれないから、もしシャッター等に不具合が出ても直せませんね。
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