第33話 自分も穴に落ちた

 中央アルプスの駒ケ岳ロープウェイで標高2612mまで登ると、千畳敷ホテルと千畳敷カールがあります。


 千畳敷ホテルから南アルプスを望むと富士山も観ることが出来、冬のご来光では、富士山の頂上から太陽が昇るダイヤモンド富士を観ることが出来る日もあります。


 小生は、毎年毎年ダイヤモンド富士を観るために、千畳敷ホテルを予約して、飽きもせず駒ケ岳を訪れています。


 でも、ダイヤモンド富士が観られるかどうかは、天候次第・運次第なのです。


 今までダイヤモンド富士は、50%程度しか観えていません。


 強風が吹いていれば、ロープウェイ自体が、運休になることだってあります。


 今回は綺麗にダイヤモンド富士が観えたのでニコニコ状態でした。


 そこで、帰りのロープウェイの始発が出るまでには時間がありますから、千畳敷ホテルで朝食を食べてから、駒ケ岳を撮影していました。


 樹氷の構図を考えながらほんの少し、わずか数mですが横に移動して撮影しようと思い、数歩横に歩きました。


 数歩歩いたところで、新雪時に誰かが歩いたことで出来てしまったと思われる、膝下程度までの深さの雪穴に、ズボッて、はまってしまいましたよ。


 そのため、デジタル一眼レフカメラと三脚を巻き添えにして、ものの見事にすっ転びました。


 雪穴は、さらに雪が積もったことにより、落とし穴のような状態になっており、小生は雪穴には全く気が付かず、見事に落とし穴に落ちた状態ですね。


 雪と言っても融けたり固まったりを繰り返しているため、新雪の下は氷状態になっているので結構固いのですよ。


 雪の落とし穴にはまって転んだ拍子に、その固い氷状態の雪にカメラの交換レンズ部分がぶつかったのですから、壊れもします。


 交換レンズの作動を確認すると、オートフォーカス機構が破損したらしく、ピント調整が正しく出来ず、ピントが合わないのでシャッターも切れません。


 他の交換レンズに交換してみると、正しくオートフォーカス機構が作動するので、破損は交換レンズだけで済んだようです。


 結果、落とし穴のような雪穴に落ちて転んだだけで、交換レンズが一本ダメになってしまいました。



 デジタル一眼レフカメラ645Dも古い生産中止モデルですが、交換レンズに至っては、もっと古いフイルムカメラ時代のモデルです。


 だから、当然の如く、新品の交換レンズは売っていません。


 交換レンズの方がカメラより古いのに、何故かまだ修理受付していたのです。


 修理に出すにしても料金次第かと思い、ネットで簡易見積もりした結果、見積もり金額が、それなりに良い状態の中古品レンズが買えてしまうような金額でした。


 その内修理受付もされなくなるだろうと、ネットオークションで見つけた中古品も落札して買ってしまいましたよ。


 破損した交換レンズは後日、メーカーのリコーイメージングに修理依頼をすることにしました。


 ズームレンズの修理代は、送料込みで22,990円でしたよ。


 ホント高いコケた費用となりましたね~



https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news  近況ノートもご覧あれ


https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news/16818093075445744074


https://kakuyomu.jp/users/ALICE1961/news/16818093075445946097

 

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