175 恩義と怨念

かつては

おれのことを

ただのバカだと

思う奴も

多かったが

最近では

おれのことを

天才詩人として

認識してくれる

人も

一部では

いるようだ


おれが

ただのバカでも

逆に

天才でも

関係ない

おれが無名で

おカネがないのを

いいことに

バカ扱いした

連中のことは

おれの中では

絶対に

許そうにも

許される

モノではない


逆に

おれがたとえ

無名でも

おれを応援して

くれた人たちへの

恩義も

絶対に

忘れては

ならないんだろうな


おれには

カネが

必要だ

カネさえあれば

晴れて

喫茶店の

仕事も

退職出来るし

恩を受けた

人たちへの

恩返しも出来る


おれには

カネが

必要だ






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