158 たった一人のステージ

おれにとって

詩を書くための

キーボードが

ステージであり

おれはたった一人で

歌を歌い

ギターを

掻き鳴らしながら

ステージの上を

縦横無尽に

駆け回る


おれはたった一人の

ワンマンバンドで

おれ以外に

ステージの上には

誰もいない


おれだけが主役で

後はただの

脇役か

おれの引き立て役に

過ぎない


おれはたった一人で

ステージの上で

スポットライトに

照らされて

歌を歌い

ギターを掻き鳴らす


みんなからの

声援を

浴びるのも

スポットライトに

照らされるのも

おれだけで

ステージの上には

おれ以外に

誰もいない


おれはみんなからの

声援に

応えて

さらにスピードを

加速する


おれはたった一人で

ステージの上で

スポットライトに

照らされて

歌を歌い

ギターを掻き鳴らす


結局のところ

おれだけが

いつでも主役で

あとのみんなは

おれの引き立て役か

脇役に

過ぎなかった


おれはステージの上に

たった一人で

立ち尽くし

スポットライトに

照らされて

みんなからの

声援に応えて

歌を歌い

ギターを掻き鳴らした



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