148 若い頃の輝き

おれが若い頃に

三度のメシよりも

ギターを

弾くことが

好きだったように

今では

三度のメシよりも

キーボードを

叩いて

詩を書くことが好きだ


ギターに代わる

新たな表現方法の

小道具として

おれはスマホと

キーボードを

手に入れた


言葉が持つ

パワーと

魔力に

取り憑かれてから

久しいが

おれは若い頃の

自分を

今でも失わずにいる


おれが書くモノが

詩なんて

生まれてから

一度も読んだ

ことも無いような

若い連中に

ウケているのは

何となく

分かる気がする


年を取った

今になっても

若い頃の

力も輝きも

失わずに

詩を書いて

いるからな

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