123 老詩人

世の中

いろんな奴が

いるモンで

50歳を過ぎてからも

有名無名問わず

バンドを組んで

演奏を

している連中が

いるが

おれはもう

今さら

バンドを組んで

ギターを

弾いたり

歌を歌う気持ちには

全くなれない


おれはもう

若い頃とは

違うんだ

いくら

見た目が

若くても

いい歳した

初老の

オヤジなんだ


おれはもう

若くはない

若い時とは

違って

今さら

バンドを組んで

演奏したいとは

これっぽっちも

思わない


それでも

いい歳した

初老のオヤジが

詩なんて

書いている


おれはこれから

いい歳した

ジジイになるまで

詩を書くことに

なるんだろうな

音楽で

身を立てる

つもりは

全く無いが

詩を書くことで

身を立てる

気持ちだけは

相変わらずだ


いい歳した

ジジイになっても

詩を書いてやる

おれは趣味で

詩を書いてきた

訳では無いから

なおさらだ


これからも

ずっと詩を

書いてみせる

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