100 執筆依存症

おれは誰にも

読まれない

詩を書き

決して

出版されて

本になる

こともない

詩を

書き続けている


おれは

詩の執筆依存症と

自認するぐらい

詩を書いている

書く分には

ギャンブルや

買い物のように

依存症に

なっても

特におカネも

かからないし

アルコールや

薬物のように

摂りすぎて

健康を害する

こともない


ある意味

健康的な

依存症

なのかもしれない


それでもおカネが

おれの懐に

すぐに

入って来る

訳でもないし

ある意味

時間と労力の

無駄遣いとも言える


それでも

おれは書かずには

いられない

一遍も

詩を書かないと

イライラしてくるが

書くと気分が

スッキリする


完全に

執筆依存症だ

おれはこの世だけでなく

あの世に逝った

あとも

あの世で詩を

書いていたい


おれは永遠に

書き続けるだろう



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