90 小説の末期的症状

おれは以前は

詩だけじゃなく

小説も

いくつか書いた

こともあったが

小説を

書く意欲は

日増しに薄れて

いっている


以前は

詩だけでなく

小説も

楽しんで

書いたことも

あった

それが今では

詩を書くこと

ばかりに専念して

小説を

書く気持ちは

次第に

薄れてきている


おれが以前のように

小説も

書く気があれば

その方が

PV数も

上がっていた

かもしれないが

今は小説よりも

詩を書くことばかりに

夢中に

なっている


おれは元を正せば

小説家ではなく

詩人になりたかった

それが若い頃から

ずっと続いて

今になっても

その想いを

引きずって

いるのかもな


おれは今でも

小説よりも

詩の方が

無限の可能性を

秘めていると

信じている


だからなおさら

小説は

書く気には

なれない

昨今の小説の

世界は

末期的な

症状を

迎えている


おれみたいな

詩人が

現代になって

現れたのも

何かの因果が

絡んでいるんだろう


おれは小説家ではなく

詩人なんだ

間違いない

改めて

そう思う

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