24 もっと悔しがると良い
おれが小説を
書かなくても
詩を書くだけで
評価されるのなら
その方が良い
もっと欲を言えば
詩を書くだけで
食っていけるのなら
なおさら良い
今どき
詩を書くだけで
食っていける
訳がないと
おれのことを
バカにする
奴もいるだろうが
おれは真剣に
そう思っている
思うだけなら
おれの自由だろ
笑いたかったら
笑うと良い
でも
最後に笑うのは
このおれだ
おれは今まで
人から散々
愚弄され続けてきた
それでもおれは
詩を書き続けた
おれにとって
詩を書くほうが
小説を
書くよりも
大切なことなんだ
笑いたい奴は
笑うと良い
それでもおれは
これからも
詩を書き続ける
つもりだ
小説を
書くことから
引退しても
詩を書くことは
ずっと続けてみせる
おれには才能がないとか
おれが書くモノは
つまらないとか
横槍を入れて
おれのことを
笑いたかったら
思いっきり
笑うと良いさ
でもそんな奴のことは
世間の人たちは
誰も相手にしない
悔しいかい?
だったら
もっと
悔しい思いを
するといい
もっと、もっと
悔しがって
いればいい
いくら悔しがっても
誰も相手には
してくれない
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