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  • かたちある勇気への応援コメント

    おはようございます。
    遅くなりましたがこちらを読ませていただきました。

    小早川くんがかっこよすぎてもう……惚れてまう……(おいおい)
    「彼の強さは言葉ではなく、行動で示してくれた本物の勇気」
    とても心に響いて、その通りだなと思いました。

    陰キャで色々言われていたのでしょうが、彼の強さは彼にしかない本物ですね。
    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    りおんさま

    こんにちは。こちらにもありがとうございます。

    毎回この企画のお題が出ると「来たか!」と身構えてしまうんです(笑)
    しかも、今回を入れて3回とも課題が字面で追うと終末の方向を向いていまして、大抵の方はそちらの方(いわゆるバッドエンド)で、どのように綺麗に纏められるかというものに行けば良いものを、私はそれに逆らった物を見つけ出すという天邪鬼です(苦笑)。

    小早川くん(悟)の真の強さというのは、学生時代の様子も書けばより浮かび上がるのでしょうが、最後に美里の友人たちからああ言われるというところにヒントを持たせて、敢えて細かく書いていません。それを暗に知っているからからこそ美里があれだけピシャリとシャットアウトしているところに当時助けてあげられなかったことに対する申し訳ない気持ちも入っています。

    ただ、十年という期間を持たせたのは、治療が始まって、行動制限が緩和されて、勉強をやり直して…。医学部は6年間ですから、相当美里も頑張ったということなんですよ。それでも、まだ駆け出しの勤務医というところでしょうか。

    それをじっと見守っていた悟の気持ちとそれに応えたいという美里の両者が噛み合っているんですよね。

    ちなみに、ストーリーは比較的スッと降りたのですけれど、名前がなかなか決まりませんでした。彼女の名前、カタカナにしたら…(笑)ねぇ…。あー、逃げずに名字を葛◯にするか、名前を律◎にすればよかったでしょうか? なんて裏ネタも暴露してみたり。

    探してみると、あの作品をインスパイアさせるようなシーン、本作に限らずあちこちに散らばっています。他にも探してみてくださいね。

    編集済
  • かたちある勇気への応援コメント

    今回もご参加していただきありがとうございました! 

    あの文章は最初に持ってきたんですね、流石です。
    どこまでも真っ直ぐな2人を中心に動く物語は読んでいて本当に気持ちが良かったです。

    読んだあとから気づいたのですが、「残り少ない命」と「瞬間的に咲く花火」、というのがすごく相性が良くてよく合わせたな...と思いました。
    今回もほんとに面白かったです。
    良作ありがとうございました!

    作者からの返信

    わちおさま

    こんにちは。
    今回は正攻法を先に取られてしまったので悩みました(苦笑)。

    課題文を読んで最初に降りてきた場面が、病室で一人外を眺めて、あそこに行くことはもうできないと泣いているシーンだったので、冒頭にそのまま持ってきました。

    そこから、このまま終末ではなく次への希望という逆張りに持って行くには…と考えて作られたのが今回の短編です。

    なんで病室にいるのか、もう行くことは出来ないのか……。美里の具体的な病名には敢えて一言も触れていません。ただ、骨髄移植というキーワードで分かる方には分かるものとして。また美里が元気だった頃の様子なども詳細な描写を避けました。
    そのあたりにはいつもどおりに読んでくださる方が自由に想像してくださっていいように最小限のスカスカにしています。

    花火や桜というものはどちらかと言うと短く儚いものというイメージを付けがちですし、そちらの方が一般的なものかもしれません。
    今回は花火の光を戻っていける場所として復活したことを象徴するものとして後半は使いました。
    そして、陽キャラと思われていた美里がかつての友人たちに毅然と「過去」との決別を口にしています。これも彼女が生まれ変わった象徴として使いました。

    なお、いつもは高校生が多い主役に大学生を使ったのは、骨髄移植のドナーとなるためには二十歳からというハードルがあったためです。でもその縛りがあったことで十年後という続きを自然にすることが出来ました。

    毎回短編で申し訳ないのですが、逆にこのくらいの方が短編として作りやすいのでお許しくださいね。

    今回もありがとうございました。