寡黙な騎士団長様の秘密

理生

第1話

私の名前はルア・マーシェン。国家騎士団で働いているごく普通の治癒魔法士だ。


まあ、普通と言っても治癒魔法士は100人に1人くらいしかいないそうなので珍しいらしいが、顔は特に絶世の美女という訳でもなく、スタイルも悪いほどでは無いがよくもない。髪も天パでよくある金髪に瞳は高魔力の証明である金色と桃色のミックス。


そんな私には、『推し』のような存在の方がいる



それは────


「団長?」


「………なんだ」


国家騎士団長であり、王家と縁深い侯爵家の三男であるヴァイアス・ディーニスト様。この国では珍しい濃い紫のサラサラな髪に、理知的な光の灯る金色と水色の混ざった綺麗な瞳。そして筋骨隆々な身体にいかめしい顔。あまり開くことのない薄い唇まで綺麗な形をしている。


だがしかし。私が惚れたのは外見だけではない。団長は、とてつもなーーーーーーーくかわいいのだ。

本当の声は知らないが、無理して出しているのだろう低い声はがさがさとしていて心配になるのに本人は平然としている

────ように見えるが実は指が少しうずうずしている。かわいい。そして誰かに話しかけられた時。その時には指が少しへにゃぁとなるのだ!!!かわいすぎて死ぬよ……。


けれど──


「団長様。あの、そんなに無理をしてでもお声を変えられたいのですか……?」


そう。無理してでも出している姿は死ぬほどかわいいが団長が苦しんでる姿が見たい訳では無い。もしいいのであれば普通の声を聞かせていただければ幸sごほんごほん。むりしてほしくないので!!!ええ!!


そうすると、団長の眉毛と指がぴくりと動いた


───かわいい


「気づいていたのか?」


「はい……」


「……………そう、だな………」


団長はなにか悩み始めた。


(もしかして私になら言ってもいいか考えてくださってると勘違いしてもよろしくてですか?!?!はぁ、かわいすぎる…)


そんなかわいい団長の事を、屈託のない笑顔でにこにこと笑って待っているルア。内心はご覧の通りだが。


「………………来い」


少しガサツいた声でそう言った団長は、騎士団長の執務室へ向かって行った。







扉がバタンと閉じる音が聞こえる。それを待っていたかのように、団長がそわそわしながら言った。


「……………その、なんと言えばいいのか分からないが………これが僕の本当の声………だ」





─────かわいい!!!!!!!!!




思わず言いかけた。え。ちょっと待ってほしい。本当の声がこんなにかわいくて更に僕なんて言ってるの自分のこと?!この方もしかして天使の顔した悪魔…?!?!?!


「………………」


「驚くのも無理はない。その、君はたくさん頑張って騎士団のために働いてくれているから、いいかな…と、思ったのだ………」



本当に。団長のお父様お母様。団長を産んでくださり誠にありがとうございます。私はあなた方のお陰で幸せです。一生感謝致します


「………その。すまない。気持ち悪かっただろう?もう無理に気を使わないでいい。僕とは距離を置いて──」


「え」


なんか色々と考えてたら反応が遅れてしまった。おかげで団長には気持ち悪いと思われたではないか……バカか私はっ!!急いで誤解を解消しなければ!!!!!


「あの!!団長違います!!!団長がかわいすぎてつい考えこんじゃっ………て……………あ」


勢いよく言ってしまうと団長は目線を下げ指をしなんっとしてしまった


「……………かわ、いい…………」


「わあああごめんなさい!!!今までの団長の過去とかなんも知らずに無神経に言ってしまいました!!!!ごめんなさい!!!」


「いや、大丈夫…だ……。…………まだ、声だけはかわいいと言われるんだな……」


その声はかわいいながらも意気消沈していることがよく分かり、とても苦しくなる。もうこうなれば言うしかない……!


そう思い、私はばっと頭を下げた。


「違います!!!!団長は声があってもなくてもかわいいですよ!!もうこの際だから言わせてください。団長余りにもかわいすぎて死にそうなので本当にやめて欲しいですいやでももっとやってくださいとりあえず無理です。誰かと話せた時とかに少し上機嫌になったり甘いものを食べると顔は変わってないのにへにゃんってなってたり書類の仕事があった時は少ししゅんってなるのに始めたら真剣になるとことか他にも動物に対しての眼差しがもう愛しさMAXでそんな団長がかわいいですもはや私が犬になりたいとかすみません恐れ多いです大人しく土になりますそれに部下への指導の時も言ったところ直したら自分の事のように喜んでくれるその優しい心と緩んだ雰囲気がとてもとてもとてもありがたいですありがとうございましたあと声だってそれを無理やり変えるって方法をとるとかなんですか私を殺す気ですか喉は大事にしてくださいけど無理して出そうと頑張る健気な団長がかわいい自分のこと僕って言うとか天才ですかさらには声がかわいいなんてもう団長のご両親を拝み奉りますよ?!?!もちろん団長もですけど!!!!!そんな感じで落ち込まないでください落ち込んでる姿もかわいいけど傷ついているのを見たいわけではないので!!!」


(い、言ってしまった。引かれてない、かな………)


そう考えながらそろそろと顔を上げると。





そこには天使がいた





顔や耳、首まで。まるで音が聞こえるかのような程赤くなっている団長がいたのだ。そして私が顔を上げたのが分かると顔に手を当て唸っていた


「うぅ…………」



(すぅうううう……………………………………………大丈夫。まだ生きてる)


私は自分の頬をつまみそう再確認する。私がいつの間にか死んでいて天使が迎えに来ていたという訳ではなさそうだった。


「えっと………………あの、その。そこまでかわいいと言われたのは……は、初めてだ…………」


ようやく声を出したかと思えばあらまぁかわいすぎかっっ!!


「そんなに褒められなれていないんだ……やめてくれ」


更に顔を赤くする団長。


「……もしかして声出てました……?」


「………あぁ……」


「かわいい」


(わぁ!!ごめんなさい!!)


「!!!」


あぁ、恐らくまた声に出ていたのだろう。


「ごめんなさい少し黙ります」


「そ、そうしてくれるとありがたい…………」


そう言ったっきり、私たちのいる部屋は静寂に包まれた。



だが、私に関しては全く苦痛ではない。団長のかわいい姿を見ていれば時間もあっという間なので。


(はぁぁあーーー---本当にかわいいかよ……)





そうやってぽけぇっとして数分程経った時、団長が顔を上げた。


「その。改めて聞くのもなんだが、本当に気持ち悪いとか思わないか……?」


「思いません」


私はキッパリと答える。私は団長がどんな声をしていても興奮する自信がやばいくらいある。しわがれた声でも幸せになっていただろう。かわいい声は歓喜でしかないが。これ以上の幸せはないと思う。生きててよかった。


「その、なぜかと聞いてもいいか………?こんな厳つい顔した男に話しかけてくれたりとか、こんな見た目の男がかわいい声をしているのに引いてくれなかったりする理由を…」


「理由…………ですか?………そう、ですね。団長がかわいくて仕方ないのが理由と言いたいところですが強いて言うなら団長に私を助けて貰ったからでしょうか?」


「助けた………?」


「はい。と言っても、団長からしたら普通に対応しただけだとは思うんですけどね」


私は肩を竦めてそう言った。







私の父は辺境伯とはいえ、数代前の当主の威光にすがってばかりの間抜けだった。幸い部下に有能な人材がいた為辺境伯は潤っているが、酒が大好きで無駄な浪費ばかりする父が私は大嫌いだった。母は、辺境伯にしている多大な借金を返す為に当時の恋人と別れて婚姻したそうなのだが、辺境伯夫人としての仕事をしっかりとして、更に嫌いな男との子なはずの私を慈しみ大切に育ててくれた。



父とはほとんど話すこともなく、幸せに暮らしていたある日。



───私の母は殺された。



周りの大人はみんな病死って言っていたけどあれはどう考えても殺されていた。元気だった母が突如使用人によって引き離され直ぐに病死と言われたのだから。


父の愛人は、正式な妻である私の母が亡くなった途端父の後妻となった。義母は平民で、公爵令嬢であった母の娘である私を酷く憎んでいたことをよく覚えている。


今考えると、義母による嫉妬と私がいることによる油断によって母は義母から毒殺されたのだろう。


それからは義母に生かさず殺さずな扱いを受けながら私は育っていった。


やがて、義母と父の間に子が生まれたことを知ると、本気で私を殺そうとしてきた。


私は、その歳にしては聡かったのだろう無駄に回る頭で、考えていた通り、今では廃れ平民となった母方の苗字を借りて隣国の学園へ入学した。



そこで、私は団長と初めて会うことになる。


その学園で優秀者と認められると、卒業後すぐに騎士団か魔法師団に配属することができるため、私は必死に勉強した。


ただの隣国の平民が首席をとっていることに苛立ってきたのだろうか。私のクラスメイトは段々と私の妨害をするようになる。最初はとてもかわいいものだったが、どんどん激しくなり、それはいじめとなった。


私は、いじめられてもなにをされても興味も無かった。ただひたすらに実家から逃れるため、いじめられていたとしても首席を外さなかった。





そんな日々が1年ほど続き。教師でもあり魔学の師でもある先生の所へ行くと、団長がいたのだ。



最初は、ただゴツイ先輩だなぁとしか思っていなかった。ちらりと見るのみで通りすぎようとすると、最近の疲労がたまっていたからか、ふっと足の力が抜ける。


「君!!!大丈夫か!!」


その人はしわがれた………かすれた?そんな声を苦しそうに出しながらも私に手を差し出し立ち上げようとした。


「あ…………大丈夫、です。すみません。少し立ちくらみがしたようで………ありがとうございます」


そう言ってその手を拒否し、なんでもないかのように立ち上がると、彼は顔を顰めて口を開く。


「そう……か?だが、顔色が悪い。触れられるのが嫌ならば保健室へ行くといい」


「えと、私はアリウニィー先生の所へ行くので………」


私は自分の師である先生の名前を出す。


「………………それで、か?」


私のこの体調でということだろう。まぁ、どうせご飯は食べているし死なない程度の睡眠時間は取っている。これぐらいならどうとでも無いだろう。


「………ええ、まぁ」


そう言うと、その人は思いっきり聞かせるようにため息をはいた。


「はぁああぁああぁ。……………分かった。流石アルト伯父上の弟子だな」


私の師はアルトリオ・アリウニィーというので、多分その甥っ子なのだろう。ようやく彼の事が分かったが、瞬間彼は私の腕を掴み保健室前まで転移した。




「先生」


一言彼が言うと、養護教諭がこちらを向く。


「あらあら。ヴァイアス君はまた連れて来たのね」


「またでは……」


「またでしょ?もう、何回目よ。今回はちゃんと人でよかったわ」


「………専門でないのに連れてくることは悪いとは思ってましたよ」


「知ってるわよ。ほら、お嬢様もこちらへおいで?」


話し合いを終わらせると私の方を向く。


「…………お嬢様でもないのでその呼び方は……」


「あらあら。随分とかわいい子を連れて来たのねぇ。ヴァイアス君は外で待っていて頂戴。と、いうかもうこんな時間ね。侯爵夫妻も心配されるでしょうしお帰りなさい」


そうすると、彼はこくんと頷き外に出ていった。


「突然で驚いたでしょ?彼はよく怪我してる子をここに連れてくるの」


「…………いえ」


「本当にお人好しよねぇ。『目の前で倒れているのを見たくない』そうよ。猫やら犬やら鳥やらたくさん連れてくるの。全く、本当に損するような性格なんだから」


養護教諭は随分とお喋り好きな人のようだ。私がなにを返してもぺらぺら喋っている。だが、私は気になることを聞いた。


「…………なんで、彼は私を助けたのだと思いますか……」


「なんで?そうねぇ。さっき言った通り、『目の前で倒れているのを見たくない』ってことじゃないの?」


「……………他には……ないのですか」


「無いと思うわよ?あの子は、意味わかんないくらい善意の塊だから」


その言葉を聞いた後は、まるで音が遠ざかって行くように感じた。私は気がついたら部屋にいるくらいぼけっとしていたくらいだ。


正直、驚いた。私が知っている人間は、こういう事をするには権力や財力、なにか考えがあってのこと。それなのにただの善意でこんな事までするこの人の事が、とても気になって仕方がなかった。


それから私は、腰まである長い髪を肩まで切って面倒くさくてかけていた眼鏡を取り、楽しくても悲しくてもただ貼り付けていた無表情という仮面を外すことにした。


それまでの自分と外面を少し変えてみたかっただけだが、心のままに笑うというのは、案外性に合っていて楽しかった。しかも、いじめは続いていたが、クラスメイトの中にもいじめている中心人物の権力が怖かっただけで、本当は声をかけたかったと言ってくれる子がいた。私は、相手がどんな思惑でそう言っているのか考えようとしたが…やめることにした。



───本気で信じたい人は信じて、その他大勢は気にしなければいい。



すると、今までむしゃくしゃしていた考えが全部吹き飛ぶ。いじめられていた時に1度庇ってくれた子と仲良くなり、その後に声をかけられた子とは最低限話す。それだけで、なにもかもがなんでもいいと感じるようになった。私はきっと、悪い意味で真面目だったのだろう。みんなに期待してみんなに勝手に絶望する。以前の私が勝手すぎて笑えてくる。それからは適度に手を抜くことができた。


限界を超えていたのかも、なにかが壊れたのかもしれない。けれど、なにか変わってみようと思えたきっかけは彼だった。


それから、私は助けてくれた彼が入った騎士団に配属することに決める。確かに、私の持っている水魔法が存分に扱えるのは魔法師団だが、治癒魔法をたくさんの人、そしてあの人に使えるのは騎士団のみだ。そう考えて私は騎士団の門をくぐったのだった。





私のしょうもない昔話が終わると、彼は俯いていた顔を上げた。


「もしかして、あの時の女性が君だったのか……?」


「覚えていてくださったんですか?!」


「あぁ。とても覚えているが………。君とその時の女性の雰囲気が……その」


「なるほど〜。まぁ、以前と同一人物と考えられないほど変わった自覚はありますよ」


なんせ私と確定できる唯一の長い髪と眼鏡をなくしたのだ。声のトーンだって全然違う。


「でも、僕が助けたのは違うと思う。たとえきっかけが僕だとしても、変わろうと努力したのは君だ。その結果、自分なりの答えを出すことが出来たのだろう?なら、それは君の努力の結果だよ」


団長は、訓練の時のような厳しさも含むような声音でそう言った。それでも顔は優しいままで………本当に、敵わないなぁ。


「かっこいいもプラスとか私を殺したいんですか団長」


「は!?かっこくしたつもりはないんだが………かっこよかった、か?」


ちらりと私を見る団長。かわよい


「えぇ。意味わかんないくらいかっこよかったですしかわいいですありがとうございます」


「そ、そうか…」


少しどもりながらも返事を返す。段々と私の発言をスルーする力が身についてきたようだ。




耳とかは赤いけど!!!!!かわいいっっ!!!!!




「あと、伝えたい事があったんだ」


「?なんでしょう?」


そう首を傾げると、団長が真剣な顔つきになる。思わず背をピシッと伸ばし、彼の言葉を待った


「こんな声ではトキメキも与えられないだろうが……。僕は君が好きだ」


「そ…………れは……」


「もちろん、恋愛としての好きだ」


急な告白に私は動揺して顔を赤くしてしまう。


「なんで………」


今なのか。そう聞こうとしたが、団長は何処が、という意味と勘違いしたのかつらつらと言葉をならべられる。


「君の、こんな僕にも明るく話しかけてくれるところとか、騎士団で真剣に訓練をするところとか、成功した時に大きい目を細めてふにゃりと笑うところとか、全部かわいかった。なによりたくさんの感情を含んでキラキラと輝くその瞳が僕を引き付けて離さないんだよ。君を狙っている隊員と笑顔で話している時は正直嫉妬したしその後僕に気づいて駆け寄ってくる姿を見て薄暗い独占欲が満たされた。君があの時の人だと聞いて嬉しくなったんだ。彼女は僕の初恋の人だったんだよ。無表情なのに目は必死に揺らめいていてとても綺麗だと思ったのにそれからずっと会えなくなって悲しかった。それが君って言われて嬉しくないわけない。僕が好きだったのは全部君だけだよ」


まるでさっきの仕返しをするように耳を赤くしながらもつらつらと私が好きな理由を並べていく。


「ち、違いますっ!!なんで今なのかと……」


「ああ、そういうことか。──僕はさっき言った通りずっと好きだったんだ」


確認するように私に視線を送るので必死に頷く。団長は幸せそうに笑って続きを言い始めた。


「それで、どうせならもう声のことをバラしてしまおうと思って。絶対引かれるとは思ったが、もし………もし僕の声に引いてくれなかったら。そうしたら告白しようと思ったんだ」


そんなことを考えているだなんて爪の先まで思わなかった。だって私は団長を勝手に『推し』としているだけで。彼からなにか返ってくるとは考えもしなかったのだから。


「それで、君の………いや、ルアの答えはどうかな?」


確信犯だ。絶対狙っている。ずっと耳は赤いままだけど私を恥ずかしがらせてからかっているに違いない。私は倒れ込むように蹲り、顔に手を当て口を開いた。


「……………はい、私も好きです………ぅうう!」


私には、結局是を答えるしか道は残されていないのだ。


だって、必死に自分の『推し』だと、みんなで愛でるとはいかなくても好きなことを共有しなければと暗示をかけるほど彼にハマっている。私を幸せに連れ出してくれた、道標のような団長に惚れないわけない。


「誰がだ?」


団長は、それを見計らっているのかニヤニヤとかわいらしい声でそう聞いてくる。もうやけくそだ。やってやる。


「わ、私は!!!かわいくてかっこいい!!ヴァ、ヴァイアス様が!!!す、好き……です……」


勢いつけてそこまで言ったが最後には声が萎んでいった。


ダメかな、いいかな、とちらりと見るとそこには再発天使の団長様。ありがとうございます


「……………ヴァイアスでいい。君には呼び捨てで呼ばれたい」


絞り出したようにそう言った団長……ヴァイアスに、私はにこにこの笑顔で返した。


「はい!!ヴァイアス!大好きです!!」







それから、ヴァイアスの昔馴染みの女性やらヴァイアスを虐げていた実の両親が出てくるのだが……最終的に2人で幸せになったのだから、結果オーライだろう。

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