メタ発言しないで為中さん!
永寝 風川
1メタ発言「これが、メタ力だ!」
とある中学校の教室の一室にて、2人の男女が勉強し
「勉強じゃなくて別の描写に変えて欲しい!!」
????なんか描写に入り込まれたけど、気のせいか...
ていた。現在は5月下旬であり、この学校ではそろそろ中間テストが始まる頃だ。2人はその対策
「とかじゃなくて、私が課題やり忘れて居残り食らってるだけなんだよ!」
...気の所為じゃねえな?
「んなわけないでしょ?というか作者、現実から目を逸らしてるだけじゃないの....って痛い!」
「お前も現実から目を逸らしてるんだよ!さっさとメタ発言せずに課題やれや!お前の課題を手伝うために俺も残ってるんだよ!」
...頭を叩かれ頭を手で押えているのは、課題をやり忘れた為、居残りしている
「私を見た人全員が振り返ってじっくり見るほどのロングヘアーなナイスバディな超絶美少女な
「んな訳ねえだろ!後、お前の見た目は髪はショート、胸に至ってはAカップだろうが!後、課題しろや!」
「うるさいなぁ!私の名前はタイトルに使われているのだよ?主人公にそんな口の聞き方をするな、このモブAが!なぁ、見てる人もそう思うだろ?後なんで私の胸のカップ数を知っているこの変態!」
「変態ちゃうわ!お前がちょくちょく、「私のカップ数、Aから進化てくださーい!」っていちいち俺に言うからだろ!?あとモブAじゃなくて、この作品のメインキャラだわ!」
2人の言い争いは続き、急にお互い立ち上がると顔を近ずけさらに大声で言い争いをし激辛しはじめるが、その一方やってない課題は進ま「うるさーい!我主人公だぞ!口答えをするな!後なんでみんな嫌い課題の描写から始まるんだよ!」
「作者が書いてる文書の途中でセリフをねじ込むな!あと別に課題描写でもなんでもいいだろいいだろ!そして課題が進まねえんだよ、ついでにシーン進まないんだよ!はよやれ!」
......
為中はその一言で、ちらっと一瞬だけ自分の机の上にある課題を見た後一言。
「しょうがないにゃぁ....5億円で進めてやろう!」
それを聞いた男はもうツッコミに疲れたようで、ため息をついたあと両手をあげて言う。
「わかったわかった、後で5億やるよ」
「お?言ったな?」
「ジンバブエドルで」
「ジンバブエドルかよ!」
なんだコイツら...進めていいのかこれ....進めるか...
さて、為中のメタ発言やボケにツッコミを入れてるのはこの作品の主人公であ
「はぁぁぁぁ....??」
「タイトルに名前があるキャラではなく、170cmという人権あり身長、そして普通の髪型、ツッコミ役という属性を持ってる、この私の大親友その1である、
「なんで自己紹介してくれたん」
「ノリ...?」
為中が自分の事を自己紹介してくれたのが嬉しかったのか、文野はガッツポーズをした後。為中のせいで帰れない事を思い出し、なんでこんなことしたんだと考え思いつつ、とりあえず課題しろと言い放つ。
「なるほど、なら課題しようか?俺が早く帰れん」
「うるせぇ!あんたも道ずれじゃ、あと自己紹介最後のボケツッコめや!」
そろそろ、ストレスがマックスに到達しそうな文野は、落ち着いた口調で冷たく一言言い放た。
「俺だけ先に帰れるの忘れんなよ?」
「すいませんマジ勘弁してください」
そう言って、為中はおもいっきり頭を下げ、机に頭をぶつける。
「痛い!」
文野は「はよやらんからじゃ」と一言うと、為中の課題を手伝うのだった。
30分後、2人は集中して課題を終わらせ、職員室で先生に終わった課題プリント提出し終わると、ようやく帰れるだからなのだろうか、2人は素早く靴箱まで向かっていく。
「ようやく帰れるわー」
「ようやく帰れるのはお前のせいだがな?」
為中はとてとてと文野の前に回りこみ、文野の胸に頭を乗せ擦り付ける。
「いいじゃん別に、どうせ私と一緒で嬉しかったんだろー?うりうりぃー」
「メタ発言のツッコミだけで疲れたよ、ばーか」
「むー、正直じゃないねぇ...あ、作者さん私のネタ提供どうだっ」
だから!なんでこっち確認できるんだよ!
「見てる人も感想教えてね!」
うるせぇ!
「作者、お前が作った設定のせいだ、自業自得ってやつだ」
それはそうだけど....って!私が会話参加したら進行がいなくなる!
「これが私のメタ力何だよなぁ」
「関係ないだろ、早く帰るぞ」
2人は靴箱について、適当な雑談をしながらも靴箱に上履きをいれ外靴を取り出す。そして為中が校舎外に出ると、中文野は既に校舎から出ており、今、自分は外にでばっかりでしかもいまさっきまで会話していた為中はびっくりする。
「文野くん....チートはだめだよ...?」
「帰るわ」
その予想斜め上の発言に文野は何時ものボケかと思い、そのまま一言言い放つと後ろを振り向き校門の方向に歩く。
「ごめんって!まってまって、移動しないですぐそっち行くから〜!」
その後何とか追いついた為中は文野と一緒に帰路を歩い「そろそろ、メタ発言出来ることを忘れてそうなので横入りしますね」
??????
「さてこの作品を見ている人よ!!メタ発言とはなんぞや?と思ってる人もいると思うので、説明をします。メタ発言とは簡単に言うと....ネタ切」
その発言はそこまでだ
「いいじゃないですかー作者さーん?別にネタ切れ宣言してもいいんですよー?」
ネタ切れしてねえわ!あと帰路の描写させろや!
「メタ発言とは簡単に言うと、アニメキャラとかが作品を見てる人に向かって発言するシーンを指すネットスラングだ。ちなみに作者はこの作品がもし人気がでてもアニメ化出来ないだろうと思ってるぞ、そもそもこんな底辺作者に生まれた作品が人気出るわけが...」
文野くん?メタ発言説明は嬉しいよ?だけどさ!文野もうやめて!作者のライフはもうゼロよ!
ごっぼん...
2人は帰路しばらくだべりながら歩いていると商店街が目に入る。
「ほら、行くぞ商店街!」
為中は文野の手を引っ張り商店街に入ろうとしたが、文野の一言で動きが止まる。
「おやおや、為中さんや?お主お小遣いが残り少ないとほざいてたよな?」
為中は汗をだらだらかいて、ポケットから財布を取り出すと、手持ちの財布の中身を確認する。財布の中に絶望したのか、為中が固まってしまったが、直ぐに動いてポケットに財布をしまうと後ろを振り向き。
「文野〜奢ってー」
為中とそう言って、文野に両手を向けてぴょんぴょんと跳ねる。しかし文野はその発言にノータイムで「断る」と言った。
「どうしてだよ〜そこ奢れよ〜可愛い可愛い幼なじみ大親友の為中のお願いだよー」
「自分の事を主人公だと思っていたそんな友人に奢る飯は無い!」
「それじゃあ...こうしよう、目の前のみんながdボタンを押してそこで投票す.....」
「ねえよ!」
「あーんじゃあ、電話投票」
「古いわ!」
文野のツッコミにどうしようかと、為中は考えひとつの案を思いつくとすぐさま実行に移した。
「だめ...?」
そういった為中は嘘泣きなのは確信だがうるうるした目で文野の方を見て奢るようにお願いしたが、すぐ断られる。
「目をうるうるさせてもダメだ!!」
「ちっ...」
為中はいまさっまでの表情から一変し、ゴミを見るような目で文野を見て舌打ちをする。
「あーはいはい、そうですかそうですか。私もう行くわーじゃーねー」
「おう、じゃあな」
文野はそれを見事にスルーし、為中が向かった方向とは別方向から家に帰ろうと歩き始めようとするが、後ろから抱きつかれ体制を崩しそうになるが何とか持ちこたえる。
「あっぶねぇ!?」
「なんでスルーするんだよ!なぁ見てる人よ!この主人公どう思うよ、普通に乗っかってくるのが常識だと思わない?」
文野はそんな発言をしまくる為中の頭にぽんと後ろから手を置く。
「ぉ....?」
そのあともう片方の手で彼女のほっぺを後ろからつねった。
「いっらーいー!!」
「ほら帰るぞ」
「ひゃわ、ひゃわったかは!帰るから!ふひゃねないから!」
それを聞いた文野はぱっと、つねっていた手と頭に乗せていたてを外した。
「痛かった...」
「お前が悪い」
「代わりによしよししろ」
「断る」
その光景を見ていた、周りの人はあのカップルめっちゃイチャイチャしてるなと思ったりしていたが、2人はそんな視線に気づかず。なんなら為中はムーとうなっていたが文野は気にせずそのまま帰路歩き進める。そして2人はしばらく歩きとある家の前につくと、為中はその一軒家の扉前まで移動する。
「んじゃ、私ここだから」
「おう知ってる」
2人はそう言ってお互い手を振り、文野は帰路を進むのだった。
「あ、ここで終わりだと思ったそこの君!もうちょっとだけ続くんじゃ」
「じゃあな」
「ちょっとー?文野ースールスキル高くない?後、続く理由はここまで書いてる文字数が34」
文野はそのまま為中の発言を無視して帰路を歩く、しかし足取りはさっきよりゆっくりにそして少し微笑みながら。
「そして、君たち次は私の家のシーンに移動だ!」
....それは次回ですね
「はぁーーー???」
「作者のバーカバーカ!メタ力使ってこの作品の舞台裏全て話していいんだぞ?」
お前が文野に振られる展開作るぞ
「は、はぁ!?なんの事だ?わ、私があんな奴のこと好きなわ」
それでは次回
「閉めんな!」
メタ発言しないで為中さん! 永寝 風川 @kurabure
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