第84話 ラストスパート
[クロワッサン:あー、眠い]
[ユリクリウス:ライトさんも動き止まったし1位確定かな]
[ふわわ:おつかれさまー。ゼルはもうちょっと走るって]
[クロワッサン:いやもう自分は走らないからゼルさん3位確定でしょ]
[黒猫:ライトさんにどれだけ迫れるかやれるだけやっておきたいんじゃないか?
あとチームランキング1位も確定したのでメンバー全員お疲れ様でした]
[ABC:あと12時間あるけどほぼ確定だね。チーム報酬受け取りたい人は10万ポイントまで周回頑張れー]
[ハル:50位ラインのデッドヒートがヤバイわ]
[ビートル:37位でフィニッシュしそうです]
イベント最終日を迎えて、昼の12時を過ぎた辺りで自分はランキング4位が確定したのでシャドウ狩りを終了。ユリクリウスの1位も確定したから今はマイルームに戻ってチームチャットを解禁した。
1位 サーバー1 ユリクリウス 41,500,000pt
2位 サーバー1 ライト 36,000,000pt
3位 サーバー1 ゼル 32,986,500pt
4位 サーバー1 クロワッサン 30,000,100pt
5位 サーバー1 ふわわ 27,001,100pt
結局トップ5は全員幼女同盟が占めるという結果に。一時的とはいえライトさん達が来てくれたのは助かった。チームポイントの上昇速度が確実に速くなったし、ライトさん達の移籍がなければたぶん今もふおにの森1と無能艦隊と幼女同盟が競り合う形になっていただろう。話を纏めた黒猫有能。
1週間走るタイプのイベントで、残りの12時間で稼げるポイントというのは、今持つポイントを13で割った数以上には稼げないから、ふわわさんは今から全力で走ってもあと200万稼げれば良い方。しかもふわわさんも5位確定したから走るのを止めているので、自分は4位確定です。
そして自分が今から走ってもゼルさんには追い付けないのでシャドウ狩りを止めたということだね。ゼルさんは順位確定してからもまだ走るそうだけどマゾ過ぎる。
今回のイベントのせいで、ユリクリウスと自分のレベルは一気に上がって自分は198レべと200レべ一歩手前だ。1週間で20レべぐらい上がっているのは少し新鮮。元々、カンストしている状態でイベントとかは走っていたからイベントがレベリングを兼ねることはなかった。
ユリクリウスは、無事に200レべ到達。この点に関して自分は完全に寄生していたことになるけど、イベント1位の補佐しているんだからこのぐらいの役得はあって良いだろう。コッペパンも185レべまで上昇しており、普通に頑張っている地球組よりも強くなった。サポートロイドのレベルに関してはたぶん持ち主のレベル-15ぐらいまでは獲得経験値に減衰かからないね。
「あー、眠い」
「あのマスター……眠たいのであれば早くベッドで横になることをオススメします……」
「寝てチームランキングが2位に落ちてると嫌だから起きてる」
「幼女同盟が1位になる確率はもう99.9%ですよ……?」
「0.1%負ける可能性があるならそなえう」
「もう意識が朦朧として呂律も回っていないじゃありませんか……」
マイルームではコッペパンに膝枕されながらでも気力で起きる。チームランキングの方は2位と3憶ポイント差があるし、順位が確定している上位勢以外は周回しているから多少は縮まるけど2位に落ちる気配はないね。上位勢以外は毎日普通に寝て起きて今日は最終日の追い込みしてるし。
[ゼル:3300万でフィニッシュするね……]
[クロワッサン:おつかれー。結局24時間×7日間走るって宣言した組はラスト12時間走ってねえな]
[ユリクリウス:ぶっちゃけ身体がもう動かんし、ゆうしゃちゃんにマッサージして貰ってるからそろそろ寝落ちする]
[黒猫:お前ら途中でサポートロイドの方が離脱してなかった?]
[クロワッサン:サポートロイドに関しては充電タイムが必要だったから仕方ないね……]
[ライト:そろそろふおにの森戻ります。お邪魔しました]
[らんらん:私も戻ります。チーム1位おめでとうございます♪お疲れ様でした]
[ABC:ライトさんらんらんさんありがとうございました。助かりました]
[lie:ライトさんとらんらんさん以外は1位報酬受け取ってから戻るのでもう少しお邪魔します]
[黒猫:ライトさんとらんらんさんも1位報酬受け取ってから戻ったら?]
[ライト:計算したら無能艦隊抜けそうなのでそっちで狩ります]
[クロワッサン:2位の競り合いするのかー。……最後まで寝れないな]
そしてライトさんがふおにの森1に戻り、再度走るそうだけど化け物かよあの人。全鯖一の廃課金ニートと言われていたライトさんだけど、元ニートがあそこまで働くか?あと本当にニートなら1憶にも達すると言われている課金をどうやってしていたのかが謎なので何らかの方法ではお金を稼いでいたんじゃないかな。
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