第39話 2戦目
チーム対抗戦とサーバー対抗戦は、ゲームだと毎週交互に行われていた。毎週末のイベントって感じだったし、作業感もあったけど他鯖の人とPVPが出来るのは楽しい。ゲームの世界が現実となって3週間。2度目のチーム対抗戦の相手は7鯖の1位チームである花鳥風月。例のモルモットさんが所属しているチームだ。案外強いところと早くに当たったな。
チーム幼女同盟
リーダー:黒猫 128レべ/122レべ ガンナー/ナイト
サブリーダー:ABC 111レべ/101レべ テイマー/ガンナー
エース:ユリクリウス 140レべ/129レべ アサシン/ソードマン
サブエース:クロワッサン 143レべ/125レべ ソードマン/ナイト
アタッカー:ゼル 142レべ/125レべ キャスター/メイジ
アタッカー:ふわわ 139レべ/124レべ テイマー/メイジ
アタッカー:ジョーカー 135レべ/122 ゴースト/メイジ
アタッカー:ハル 132レべ/123レべ キャスター/メイジ
アタッカー:めう 139レべ/124レべ ボクサー/ソードマン
ディフェンダー:ビートル 133レべ/123レべ シューター/アーチャー
ディフェンダー:時雨 126レべ/122レべ ボクサー/ソードマン
ディフェンダー:クチリ 121レべ/109レべ テイマー/キャスト
サブクラスのレベルはメインのレベリングをしている途中でレベルアップをしていっているが、メインに据えないとレベルアップは遅いしいつかのタイミングで切り替えてレベリングをする必要があるな。しかしまあ、他鯖のトップ層は135レべとかなのにうちのチームには140レべに到達している人が3人いるのか……。地味にめうさんもふわわさんもレベリング早い。
花鳥風月の方は、エースがモルモットさんになってて元エースのドラ田さんがサブエースに。恐らく7鯖での課金額が1位で、装備がスロット10の変態火力仕様のドラ田さんが138レべに到達しているのは違和感ない。だけどモルモットさんが150レべに到達してるとかどう見ても経験値入手に何らかの補正がかかっている。
ユリクリウスから見れば10レべ差で、このゲームの10レべ差はそこそこ大きい。振れるスキルポイントの差もあるし、基礎ステータスの差もある。ただまあ、二刀流とかいう反則級のスロットスキルで逆転出来るぐらいの差だ。
[黒猫:ユリクリウス、クロワッサン、ゼルでジェットストリームアタック決めてこい]
[ユリクリウス:150レべって何……?]
[ふわわ:獲得経験値2倍ぐらいになってそう]
[クロワッサン:通常のトップ層が1週間に5レべペースなのに1週間で10レべペースは頭おかしい]
[時雨:経験値量的には3倍でもおかしくないよ……?こっちも全員経験値ブースト使ってるでしょ……?]
[ABC:アクアさんの時はすぐに豪運と分かったのにモルモットさんの方はマジで分からないね。もしかしたら加速するスキルとかかもしれないし]
[クロワッサン:2倍速で動いて来るとかどうしようもないんですが。というかそれならいい加減情報入るはず……]
中央は自分とユリクリウスとゼルさんと新入りのクチリさんで構成されることになったので、ほぼ確実にこのメンバーでモルモットさんと相対することになるはず。
試合が始まったら、早速中央組は中央の拠点を制圧しに行くけど、花鳥風月の中央組と当然かち合う。あ、やっぱりモルモットさん中央組に居た。確か遠距離職のはずだから、ユリクリウスを護衛しながら前進だな。
「えっ!?」
「……いや、ソニックバレットは避けてよ!?」
「3対5は流石に不味くねえか」
「……私がドラ田さん抑えるから後はよろしく」
数は4対5で、若干不利だなとか考えていたらモルモットさんの弾速が遅いソニックバレットが当たって一撃で落ちるクチリさん。まあ装備は全然だし一撃で落ちるのは仕方ない。けどその攻撃ぐらいは避けて欲しかった。
流石に溜めがあって、弾速が遅いほぼ対NPC用の技までは庇わんぞ。同時にドラ田さんからもユリクリウスへ攻撃来てたし、そっちの方が庇う必要あったし。……いやでもこちら側の指示も足りなかったな。テイマーならペットに攻撃任せていれば良いんだから、自分の影にひたすら隠れるよう強く言っておくべきだった。
ゼルさんがドラ田さんに攻撃をしかけるけど、ゼルさんはドラ田さんを相手にするので精いっぱいかな。互いにある程度距離を保ったまま、ゼルさんは魔法攻撃を、ドラ田さんは後隙の少ないチャージバレットを撃ってダメージ交換してる。
……お互い、火力はかなり高いんだけど自動回復系のスキルや攻撃が当たった時に回復するスキルも積んでいるから耐久もそれなりにあるね。廃課金勢は火力特化なのに、耐久がある奴も多いから困る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます