配信第三回! いわくつきの社を調査!

 どうも~、こんばんは。肝試し大好き新人ユーチューバー、きもためちゃんです。

 今回は肝試し中継配信で、山に来ています。暗いし歩きながらなので、今回も音声のみでお送りします。

 あ、でも大丈夫ですよ。夜ですけど、この山は途中まではなだらかで良く整備されているので、明かりさえ持ってくれば全然安全になってます。

 だから今歩いている場所は大丈夫なのでご心配なく。そしてもう少し行ったところが、今回の目的地となっています。

 あと……十分くらいですかね。それくらい歩けばつく距離です。

 登りがなだらかっていうのもあるんですけど、私って結構体力あるんですよ。だからこうして歩きながら話すのも余裕だし、息も切れてないでしょ?

 

 それで……そうですね。同接はがくっと減っちゃったし、コメントも全然ないんですけど……はい、わかってます。私のせい、ですよね。私がヒスっちゃったから。

 数少なくても残ってくれた人には、ごめんなさい。それと見てくれていてありがとうございます。なんていうか、今こうしていても感じます。見守ってくれている?みたいな。……あはは、怖いですよね、逆にそれ。

 でも自分のせいだからこそ、リアルタイムで見てくれているリスナーさんが少なくても、予告していたこの肝試しはちゃんとやろうって思ったんです。けじめって訳じゃないんですけど、ちゃんとしようって。

 

 まだもう少し距離ありますね。

 えっと……そうですね、前回の私ですけど、おかしかったですよね。さっきの話でもあるんですけど、やっぱり反省はしてて。あの……これ言うと言い訳みたいになっちゃうから言うつもりなかったんですけど、実は最初の配信の時にちょっとあって、それで不安だったんです。

 ちょっとっていうのは、あの配信の最後に転んだ時のことなんですけど……、実は頬を打って痣ができただけじゃなくって……。

 廃屋の扉に貼られていたお札みたいなものを勢いで破いちゃったんですよね。それでその時に扉もちょっと開いて……、何か……人?……みたいなものを見た……というか……。

 おかしいですよね? 誰も住んでいない廃屋のはずなのに。でも確かで、それが気になり続けてて……不安がずっと消えないんです。

 あ、困りますよね、こんなこと相談されても。言ってる間につきました、目的地!

 この山はこの上が険しくなってくるんですけど、その直前に横道がありまして、そこに入ってちょっといった所に謎の社が建っているそうなんです。今回はそこが肝試しポイントなので、もうすぐつきますよ!

 

 おっと、ここにきてついに本日の初コメントがありました。やっぱりリスナーさんも気になりますよね、山にある謎の社。

 なになに……「神社で厄払いなんて無駄」って、なんで……私ここがそういうモノをお祓いするところだなんてまだ一言も……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る