色トリドリなサイン

パリに戻る

遊覧船のところに戻ると

｢パリ行き、出航しますよー｣

って、遊覧船の上で言ってる。

｢｢｢は～い、乗ります～｣｣｣

3人を乗せて、遊覧船は、また

フワッ

と空高く舞い上がる。

｢うち、パリに戻ったら絵を描くわ｣

って、あやなっちは言う。

｢｢えっ？あやなっち、絵を描くん？｣｣

｢うんっ、なんだか、めっちゃ絵を描きたくなってきた｣

｢｢でも、絵を描く前に、あやなっちはもっとカッコ良いサインを書く練習すべきやな｣｣

｢うわ～、ほんま、それな～！｣

｢｢あはははは｣｣

｢うわっ！あれ見てみー！｣

はなっちは遊覧船の窓から下を指さしながら、あやなっちとゆうなっちに言う。

｢｢えっ？どしたん？｣｣

あやなっちとゆうなっちも、窓から下を見る。

｢うわ～、さっき眠らせたトリケラトプスさんたち、もう起きてみんなでユニフォーム着て、野球の練習やってはるわ～｣

｢ほんまや～！みんな、めちゃめちゃ強そうやんっ｣

｢ほんまや～！めっちゃ野球、強そうやんっ！｣

｢｢｢トリケラトプスのユニフォームカッコええなー｣｣｣

｢｢｢バファローズとかタイガースのほうもカッコええけどなー！｣｣｣

｢｢｢ほんま、それなー！！！｣｣｣

｢野球強いのはええけど、ペリカンちゃんたちの風車は、倒さんといてなー｣

｢ほんまやー｣

｢もう、きっと倒さへんでー！野球やってるから｣

｢そやなー｣

｢たのむでー｣

｢またエーゲ海、来たいなー｣

｢それな～｣

｢｢｢またね～バイバ～～～イ｣｣｣

｢｢｢ほなパリに帰ろ｣｣｣

｢パリに帰ったら、さっそく絵を描こ｣

｢｢カッコええサインを書く練習もするんやでー｣｣

｢わかってるわ～！そや、今のうちにサインの練習だけしとこ！遊覧船に乗ってるあいだに｣

｢｢パリに着く前に、ええサインを完成させといてや～｣｣

｢うんっ、わかった！色えんぴつなら、いつも持ち歩いてるから、やっぱ、色トリドリなサインにしたろ！｣

｢｢そやで～！描いた絵に、よく合う色トリドリのサイン｣｣

｢よしっ！できた！｣

｢｢えっ？もう、できたん？ちょっと見せて～｣｣

｢ええよ～、ほらっ｣

｢｢うわ～、なんやこれ～｣｣

｢｢めっちゃ色トリドリやんか～｣｣

｢そやろ｣

☆☆☆おわり☆☆☆

｢｢｢読んでくれて、ありがとうね～～～｣｣｣