For Colorful Life

kie♪

For Colorful Life

 女性として生まれてきた割には少しもったいない気もするが、私はファッションや美容に物凄くとまでは言わないまでも割とうとい。別にブランド物を身に着けなくても困ることは無いし、“メイクをしないでコンビニに行けない!”といったこともない。全然ノーメイクで外を歩くことすら出来てしまう。まっ、元々肌が弱くてあまりお化粧をしたくないというのも理由ではあるんだけれども。

 それでも一応最低限の身だしなみには気を付けている。就職活動では当たり前だがメイクをして臨んだし、最近ではセルフネイルにハマっている。ほんのちょびっと欲みたいな物も出てきて可愛くなりたいという気持ちも湧いてきたりする。

 しかしその一方でめんどくさがり屋というきらいもあって、スキンケアもたまにフェイスマスクを貼るくらいで乳液だとかを塗るのが長続きしない。それでは良くないとは充分すぎるくらい分かっているのだが、どうしてもその分早く寝たい気持ちに負けてしまうのだ。

 それともう1つ私がファッションや美容にあまり強くない理由として専門用語の意味が分からないということがある。恥ずかしい話だけれども今巷で流行っている“イエベ”や“ブルベ”の意味合いを何となく理解したのもつい先日のことだ。そこに春夏秋冬を組み合わせてパーソナルカラーと表現しているサイトもあった。そのサイトによるとどうやら私はブルベ夏タイプらしい。そういや確かに黄色やピンクなど鮮やかな色彩の服はあまり似合うとは思えない。逆に白や黒、ネイビーなんかは幼いときからしょっちゅう着ている。どうやら知らず知らずのうちに自然とパーソナルカラーを理解していたようだ。

 しかしどんなにパーソナルカラーで自分に似合う色が分かったとしても、1番大切なのは自分の個性を活かして好きな色を身にまとうという“自分らしさ”だと私は改めて感じた。好きな色の服を着たりネイルを塗ってみたり……。“好き”に囲まれているときのあのワクワク感というか胸のときめきはいつでも・誰でも感じて良いはずだ。またそれがその人だけにしか出すことの出来ない“色”になっていくのではないだろうか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

For Colorful Life kie♪ @love_tea_violin

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ