君とお好み焼きへの応援コメント
企画主のRe:と申します。企画に参加してくださりありがとうございます。
気になった点
テスト期間中の大介との会話での1文である「わかったよ。テストのことでわからない所があったら、後で聞いてね」が自分には少し他人行儀に感じてしまいました。それが将人の性格、キャラクター性だと言われてしまえばそれまでだと思います。しかし冒頭部分のネットゲームの会話や、親友であるという関係性を鑑みるとやはり他人行儀な気がして少し違和感を覚えました。
隆生といても、体が目的でおそらく彼女のことを大切にしない。
この文章に違和感を感じました。「隆生といても」の前には「彼女は」という主語が付くはずです。すると文の構成がおかしくなってしまうと思います。私であれば、「隆生はおそらく身体が目的で渡辺さんの事を大切にしないだろう」と書きます。これは単なる一例ですので、ご自身で推敲なさってください。
感想
ソースを買い忘れる場面。不覚にも笑ってしまいました。前半部分のヒロインを見つけてどうにか泣いている理由を聞き出そうとする将人は、きっと少し拗らせていたんですかね。中学時代はクラスメイトで高校生になっても接点があまりない状況で彼女の色恋沙汰に口を出すとは。
隆生といても、体が目的でおそらく彼女のことを大切にしない。僕はそれがイヤだし、別れてくれたのなら僕にも彼氏になるチャンスが訪れるだろう。こんな風に考えながら、一つ前の会話で「渡辺さん、はっきり言うね。別れた方がいいよ。どうせ体が目的なんだし」なんて口にしている将人。自分は隆生と違ってそんなことはないなんて言いたげな将人のエゴが、思春期独特の主人公意識とでも言いますか、溢れていてよかったと思います。しかし捉え方によっては、まだ連絡先も知らない中学時代からのクラスメイトが女性の色恋沙汰に首を突っ込むという大変痛い状況にもなってしまうでしょう。しかしさすがと言いますか、物語の大切な起の部分であるこの出会いをあまり痛くさせない文章は流石だと思います。
最後に髪を黒く染め戻した渡辺さん。きっと強姦未遂で男の性と言うか本性、本能を垣間見て、隆生と仲間たちに恐怖心を植え付けられたことでしょう。しかし、コンビニで出会った日から味方でいた主人公には心を開いてくれたのでしょう。
物語全体の流れとしては、少なくとも高校進学後二週間以降でしょうか?そこから夏まつりまでよく一万字に抑えられたなと、素直に敬服致しました。何せ私は日常の一部分を切り取って短編を書くので……。
上手くまとまらず申し訳ないのですが、兎にも角にも渡辺さんと将人君がくっついてくれてよかったです。青春万歳!
企画説明欄もしくは私の名前から飛んで短編作品を批評していただけますと幸いです。
忌憚のないコメントやレビューもお待ちしています。
Re:
作者からの返信
Re:様。初めまして。
ご指摘ありがとうございます(^^)
主人公の一人称を[僕]と設定すると、フランクさと丁寧さがごちゃごちゃになる癖がありますね。しまった。
主語――、そうですよね。
主人公の思っていること(普段使っている言葉)を書いてしまいましたね。私自身が日本語を正しく使えず、読者の方々の脳に余計な負荷をかけてしまいました。
コンビニのシーンについて、はじめは「僕は自転車に乗り、帰った」と、スーパーへは行かず、家へ帰ってしまったいう内容を書こうとしました。
でもそれは「つまらないな」と感じ、あえてボカシ、「僕は自転車に跨り、彼女は僕を見送る」とスーパーへ行ったのか直接帰ったのか、この時点では判明しないように書きしました。
読者の方にスーパーへ行っただろうと思ってもらい、それを裏切り、コミカルに表現したつもりです。
実は、保健室で渡辺さんとその友人のやり取りするシーンもあり、一万字以内に収めるためそのシーンはカットしました。
その他では、プールで大介を誘わなかった裏側の設定があります。
友坂さんと室井さんは、事件後「あきはアッキーのことが気になり始めているのでは?」
と渡辺さんの心の揺らぎを感じ取り、彼女達は渡辺さんと将人がくっついてくれたらなと渡辺さんに将人をプールに誘うよう唆す。
友坂さんと室井さんは大介に水着姿を見られたくないという理由もあったのですが、大介がいると彼が将人と行動する時間が増え、渡辺さんと将人が絡む時間が減る。
渡辺さんと将人がくっつくためには大介が邪魔だと。大介を誘わず4人でプールに行くようにした。
その流れで夏祭りでは、友坂さんと室井さんは気を使って花火のときに別行動をする。
友坂さんと室井さんの視点での話もありました。
ですが、その部分は書けなかったので逃げました……。
Re:様のコメントは有難く、また嬉しい気持ちでいます。
今後ともよろしくお願いいたします。コメントありがとうございました(^^)
君とお好み焼きへの応援コメント
展開の山と谷がギュッと詰まっていてすごく面白かったです。
お遣いを忘れてアイスを奢っちゃった所とか「オイ!?」とツッコミを入れそうになりました(笑)
コメント失礼しました。
作者からの返信
ランドリ様。
「剣聖ってなんなんだよ。俺の周りには、まともな奴はおらんのか」(ベネフィット)の頃から、お世話になっております。
お遣いでソースを買ってくるシーン。はじめは焼きそばを買ってくる予定でしたが、たこ焼きに変化し、最終的にお好み焼きになり、その絡みで、おっちょこちょいなシーンを自然に入れた形になりました。
長めの作品がなかなか作れなくて(いつもは二千字から三千字程度)、結果的にギュっと詰まってしまっています。
これからも優しい作品を作っていきます。
コメントありがとうございました。
編集済
君とお好み焼きへの応援コメント
めちゃくちゃ上手に書いているし、めちゃくちゃ面白かった。
情感も青春模様もキラキラしていたし、小説の質がものすごくパワーアップしていてびっくりしました。
大変素晴らしい作品ですよ!!
作者からの返信
犀川先生
お褒めの言葉、ありがとうございます(^^)
今朝、コンビニのシーンが思いついて、以前思いついていた男子達に捕まってしまうシーンの構想と結び合わせて作りました。
後半の学校のシーンは時間軸を考えて、矛盾? 無理? が無いように作ったつもりです。地の文は鬼畜なトレーニングのおかげで、名前の紹介文も会話から自然と説明できるように意識しました。
もう、ホントに、ヒロインを助けてイイ感じになるヤツを作りたいんです。(完全に妄想)
あと、おふざけなヤツも。
コメントありがとうございました。
君とお好み焼きへの応援コメント
どうも、こんにちはこんばんは。
瑠栄です!!
2作品も自主企画へ参加していただき、感謝です!!!
最後は、ハッピーエンドでしたね♪題名の「お好み焼き」の意味、奥深いなぁ・・・
作者からの返信
瑠栄さま。こんばんは(^^)
いちおう主人公は1回フラれているので――『失恋』で大丈夫かな、と企画に本作も参加させていただきました。
構想は
①ヒロインが酷い目に遭いそうなところを主人公が助ける
(こういうのが書きたいと)
②コンビニでヒロインと会う
(これがきっかけで書き殴りました)
③最後は夏祭りで焼きそばを食べるシーンにしたい。
④出だしのお遣いのシーンで買ってくるものを焼きそば用のソースにする。「これは不自然だな」と感じ、夏祭りの定番食べ物を探す(りんご飴は速攻却下)
⑤たこ焼きとお好み焼きで悩み、お好み焼きに。
③の最後のシーンに向けて書いていった形です【最後のシーンがタイトルを決める決め手となりました】
お好み焼きを食べるシーンよりも「注文する」シーンで終わった方が余韻が残るかなと、セリフで閉めた形です。
主人公は失恋しても、前を向き。ヒロインは想い人とうまくいかず、でも幸せになる。
失恋を乗り越えた先には、良いことが待っているのでしょう。
コメントありがとうございました(^^)