廃校となった学校でかくれんぼをして遊んでいると、そこには……

ホキニワラ

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「みんな~! これから一緒にかくれんぼしようぜ!」


 学校が終わり、私たちは帰る準備をしていると、玲央くんが私たちに一緒にかくれんぼしようと言ってきたの。


「かくれんぼ?」


「そう! 近くに廃校になっている学校があるだろ? あそこでみんなと一緒にかくれんぼしようと思ったんだ」


 どうやら玲央くんは、この学校の近くにある廃校になっている学校で、私たちと一緒にかくれんぼしようと思っていたみたいなの。


 玲央くんって、ちょっと好奇心旺盛なところがあるんだよね♪


 ここで自己紹介をするね。私の名前は高橋結衣。ちょっぴり控えめな小学3年生の女の子だよ♪ 趣味は読書と絵を描くことなの♪


 そして、この子の名前は西口玲央。私のクラスメイトで友達の1人でもあり、スポーツ万能で私たちの中でリーダー的な存在なの♪


「でも……、その廃校になっている学校って確か……、最近幽霊が出るって噂のある学校のことだよね……?」


 玲央くんがそんな提案をしていると、ここで茜ちゃんが恐る恐るその学校のことについて、玲央くんに聞いたの。


 この子の名前は矢口茜。同じく私のクラスメイトで友達の1人なの。茜ちゃんはちょっと怖がりなおとなしい性格の女の子で、趣味は私と同じで、読書と絵を描くことなの♪


「あぁ、そうだぜ! 茜の言う通り、あの廃校になっている学校には、最近幽霊が出るって噂があるぜ!」


「やっぱり……」


 玲央くんがその学校のことについて答えると、茜ちゃんはその答えに予想していたとはいえ、そのことがいざ分かると、少し怯えてしまったの。


 そうなの。あの廃校になっている学校には、実は最近幽霊が出て来るという噂があって、あまり人が立ち寄らないようになっているの。


 あの学校には幽霊が出るって噂があるから、そこに入るのはとっても危険って言われているんだよね……。


「それで、玲央くんはどうして、その廃校になっている学校でみんなと一緒にかくれんぼしようと思ったの? 幽霊が出るって噂があるというのに……」


 するとここで、聡太くんが玲央くんにどうして幽霊が出るという噂があるにも関わらず、そこでかくれんぼをしようと思ったのか聞いたの。


 この子の名前は馬場聡太くん。同じく私のクラスメイトで友達の1人なの。聡太くんは勉強がとっても得意で、どんな時も一生懸命に頑張って、可愛らしいところがあるの♪


「それは、俺たちがあの学校でかくれんぼすることによって、みんなに幽霊がいないことを証明するためだぜ!」


 聡太くんの質問に、玲央くんはその理由を答えたの。どうやら玲央くんは、あの廃墟となった学校で私たちと一緒にかくれんぼすることによって、みんなに幽霊がいないことを証明するためだったみたいなの。


「えっ……? 幽霊がいないことを証明する……?」


「そう! 俺たちがあの学校でかくれんぼして、幽霊がいないことをみんなに証明すれば、俺たちは絶対にヒーローになれると思うぜ!」


 なるほどね……。玲央くんはそこまで考えていたんだね……。


 つまり玲央くんは、あの学校で幽霊がいないことをみんなに証明するだけじゃなく、ヒーローになることも目的だったみたいなの。


 まあ……、あの廃校となった学校でかくれんぼを最後まで続けられるだけでもみんなに自慢出来るしね……。


「ハァッ!? 玲央、それ本気で言ってるワケ?」


 とここで、沙綾ちゃんが玲央くんに向かって、本気でそんなことを言っているのかどうか聞いたの。


 まあ、その気持ちはちょっと分かるけどね……。


 この子の名前は本橋沙綾。同じく私のクラスメイトで友達の1人なの。沙綾ちゃんはちょっとツンデレなところがあるけど、私たちのことがとっても大好きで、いざというときには私たちのことを守ってくれるの♪ あと、お菓子作りがとっても大好きなんだよね♪


「あぁ、本気だぜ。そもそも、幽霊なんか本当にいるわけがないだろ? 俺はそのことをみんなに絶対に証明したいと思うんだ。それに、廃校となった学校でみんなと一緒に冒険をするのも俺はとっても楽しみだぜ!」


 そもそも玲央くんは、幽霊がいることを信じていないみたいで、その噂が嘘だということをみんなに証明してみせたかったみたいなの。


 でも、その気持ちはちょっと分かるけどね♪


 それに玲央くんは、廃校となった学校で私たちと一緒に冒険するのがとっても楽しみだということを話してくれたの♪


 多分だけど、そっちの方が本当の理由だと思うんだよね♪ 玲央くんのそういうところ、とっても良いと思うよ♪


「なるほど……。確かにそれなら納得だね……。うん、決めた。僕は玲央くんの提案に賛成します!」


 するとここで、玲央くんの話を聞いた陸くんは自分なりに考えをまとめ納得し、玲央くんの提案に賛成することにしたの。


 この子の名前は千石陸くん。同じく私のクラスメイトで友達の1人なの。陸くんはインドア派で、ボードゲームとかがとっても大好きなの♪ あと、食べることもとっても大好きなんだよね♪


「サンキューな、陸。そう言ってくれると思ったぜ! それで、沙綾もみんなと一緒にかくれんぼすることに賛成か?」


「まっ、まあ! そういうことなら、私も賛成よ♪」


 陸くんが賛成すると、続いて沙綾ちゃんも玲央くんの提案に賛成したの♪


「沙綾もありがとうな! それでみんなはどうかな?」


「うん! 僕も賛成です!」


「私も……賛成かな……」


 陸くんと沙綾ちゃんが賛成すると、更に続いて聡太くんと茜ちゃんも玲央くんの提案に賛成したの♪


 何だかんだで、みんなも好奇心旺盛なところがあって、一緒に廃校となった学校でかくれんぼや冒険をしたいんだよね♪


「聡太も茜もありがとうな! これであとは結衣だけだな。結衣はみんなと一緒にかくれんぼすることに賛成か?」


 玲央くんは茜ちゃんと聡太くんも賛成したことを確認すると、最後は私に聞いたの。


「うん! 私も賛成だよ♪ みんなであの廃校となった学校でかくれんぼするのとっても面白そうだし、それに、その学校を冒険するのも私はとっても楽しみだよ♪」


 そして、私も玲央くんの提案に賛成したの♪ 実のところを言うと、私も好奇心旺盛なところがあって、玲央くんの提案には最初から賛成だったの♪


 廃校となった学校でかくれんぼや冒険が出来るなんて、こんなに嬉しいことは滅多にないよね♪


「そっか! 結衣もありがとうな! よし! それじゃ、みんなも賛成してくれたことだし、これから廃校となった学校でかくれんぼをするぞ~!」


「「「「「オ~☆!」」」」」


 こうして、私たちはこれから廃校となった学校でかくれんぼをすることになったの♪


 廃校となった学校でかくれんぼするのって、どんな感じなんだろう? 何だかとっても楽しみだね♪

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