第2冊 死霊
挫折したままの書物類。
『死霊』である。
「しれい」と読む。作者は埴谷雄高(はにや・ゆたか)。
僕が読んでいるのは講談社文芸文庫版で、これは「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」と三冊になっている。「Ⅱ」の「五」の終わりまで読んで、止まっている。
難解だが、何年経っても、何故か小説世界の雰囲気は思い出すことができて、不思議である。
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