『四天王最弱』って、絶対後付けですよね?
魔女っ子★ゆきちゃん
第1話 玄武撃破! しかし……
私の
ブラックな黒同士の対決は、なんとか私の方に軍配が上がった。
紙一重の差もなかった。いや、実力的には向こうが上だったまであり
ギリギリの勝負、私の機転が勝敗を左右した訳だが、お陰で超能力を使い果たしてしまった。フルに回復するまでに一週間は掛かるだろう。
と、その時、何者かの気配を
3人の男が目の前に立っていた。真ん中の男が一歩前に進み出て、口を開く。
「くっくっく。四天王玄武
残りの四天王? しかも、3人いっぺんに?
素早く
右手はもう、使い物にならない。
もし、このまま戦闘に入れば、100%死ぬのは私の方になるであろう。なんとか、回避出来ないものか?
「独りずつでは敵わないからって、3人掛かりで襲いかかろうとは、プライドの欠片もない四天王様たちね? それで、私を殺してどうなるのかしら? うちの組織の四天王は、小娘一人殺すのにも、3人掛かりでないと行動できない腰抜け
「ふっ。
左手の
真ん中の男が溶けるように消えた。次の瞬間、目の前に男が現れ、私の
「全く。油断も隙もないお嬢さんだ。早急にお亡くなりになって頂こう」
こめかみに、私のモノだった銃口が突きつけられる。頭を激しく振って
最初の一撃は
もはや、ここまでか……。そう観念した時。
続く
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