応援コメント

あとがき」への応援コメント

  • 完結まで読ませていただきました。
    後半の展開が非常に熱く、とても面白かったです。
    世の摂理というか、生き物の残酷さも描かれているというのは、私はとても好みです。それに直面するタンザの葛藤の描写も、良かったです。

    特に良いなと思う部分は、設定に納得できるという部分かなと。読んでいる最中に、それは無いだろうというような気持ちになると、どうしても気持ちが離れてしまうのですが、登場人物の思考や行動、街の様子なりには納得のいくものだったかなと私は感じました。それが、没入感に繋がったのかなと。

    あとがきににも記載されていましたが、犯罪者たちの設定もしっかりとしていて、チープではない感じが良かったです。ただの悪役で倒されて終わりのキャラではないのが良いです。それそれに対して何かしら思う物が残るという後味感は堪らないですね。

    物語について、最初にも書いちゃいましたが、やはり後半の展開が好きです。キリサキの過去のお話の部分なんて、一気読みする位でした。それまでの伏線を一気に回収する様は見事です。過去を知って、あぁ、成程ねと。だからこの人はこういう行動をするんだねと。そう思えました。

    そして、物語のしめ方も、良いと思った部分です。封印し続けるためにここで生き続ける。凄い覚悟だなと。流石竜の咆哮を3つ受けてもぴんぴんしている人だなと。また、タンザが結婚し子供に語り継いでいこうとする姿勢も素敵でした。

    長々とすみません。
    最後までとても面白かったです。
    素敵な物語をありがとうございました。



    作者からの返信

    最後まで読んで下さって感謝です。

    本作は勇者が人生を掛けた復讐の結果、他人が不幸になり、苦しんで、最後に自分の復讐を捨てる。
    その流れを描く話なので、そこを楽しんでいただけたなら幸いです。

    タンザに関しては、最初は魔法オタクで他人と関わるということに疎い女の子だったのが、旅が終わるときに命の引継ぎに興味を持てるようになっていた。
    自分勝手、というわけではないのですけど、こういうのは社会性がないと出てこない発想なんですよねぇ。
    なので彼女は成長要員ですわ。

    最後まで読んでいただき感謝です。

    編集済