Four Seasons,Our color (僕らの季節)

ninjin

風は夏色

 砂浜を駆ける僕らは 透明な未来を見つめてる


 跳ね上がった水しぶきが光り 遥か遠い記憶のプリズム になる



 ずっと忘れないように


 そっと君にkissしたのさ



 はじけるソーダ水の泡に 透明な予感を信じてる


 小麦色の素肌と水着の跡が 二人だけの秘密の誓いを 刻む



 きっと忘れないでねと


 そう僕に囁くのさ



 煌めいた蒼を叩いて走る 風は夏色


 僕らの季節が始まる




 夕立から逃れた木陰で 染みこむ雨の匂いをかいで


 岬の上の雲の晴れ間に 掛かり始めた虹を渡ろう 見て



 ほら雨が上がるよ


 さあ君の手を引くのさ



 蹴っ飛ばして砂に埋もれた ビーチサンダル気にも留めずに


 再び照らした陽射しの中へ 駆け出した僕らの想いは 今



 もっと強く握りしめて


 そうさ二人いつまでも一緒さ



 君の白い帽子をまきあげる 風は夏色


 二人の季節が始まる

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る