猫との暮らしを手に入れるまで

まさまさ

はじめに


 会社員の三十歳男性。独身、一人暮らし。


 僕の大雑把なプロフィールです。こう書くと、漫画やラノベでよくある『俺はごく普通の高校生だ』って感じしますね。


 ごく普通に見えるでしょうか?そうでしたら幸いです。良くも悪くも普通ではない人生を送っておりますので。


 このエッセイは所謂『普通』になり損ねた男が普通の人間を目指す日々を綴る日記です。多分。いや、そんな偉そうなものではないかもしれません。


 私の夢は猫と暮らす事です。


 一見簡単に思えますが、幼い頃から受けてきた虐待。友人からの裏切り。ホームレス生活。ブラック企業。うつ病と、難の多い人生を送って来た私には遥か彼方に霞む夢なのです。


 そんな夢を果たして叶えることが出来るのか。それは私にも分かりません。


 これは、そんな男の他愛のない日常がリアルタイムで綴られる日記であります。



 ―――――



 不幸に優劣をつけること程、無意味で虚しい事はありません。


 幸か不幸かの考え方、価値観は人によって違うものであり、それでマウントを取ることはあまりにも独り善がりで幼稚な行為です。


 よって、私はこの作品で決して不幸自慢をしたいわけでもマウントを取りたいわけでもございません(ネタにはします)。


 ただ、自分の人生はどのようなものだったのかを自分で再確認するとともに、自分の人生を誰かに観測してもらいたかったのです。


 この作品の結末がどうなるのか、今書いている時点では不明ですが、それもまた自分が好きだった物語の一つとして楽しんでいけたらと思っております。


 自分自身の日常をつらつらと綴るだけ。起承転結も無いと思われます。


 自分で書いてスッキリできれば、また、誰かに観測してもらえれば幸いです。ええ


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