第30話 親子戦争
クライス達は、蘇ったティードと共にガルルを止めるため、香港へと渡った
ガルル「よく来たな...親父!」
クライス「ガルルぅ!」
死体だらけの街の惨状に激怒するクライス
クライス「デジャヴよ、兵士たちを説得してくれ」
クライスは剣を抜いた
クライス「これは俺がまいた種だ、ガルルは俺がケリをつける」
JOKER「問答は終わりか!」
JOKERは長い舌で攻撃を仕掛けるもティードに防がれる
ティード「貴様の相手はこの俺様だ」
JOKER「あんたが海賊、ティードか」
クライス「バカ息子、これ以上我々エルフの都合で人間を巻き込むな」
ガルル「断る、おれの目的を果たすためにはこの人間世界は邪魔なんだよ」
クライス「目的...?」
ガルル「支配さ...!」
ガルル「呪法、罰剣!!」
カキーン!ガルルの振った剣を軽々と片手で受け止めるクライス
ガルル「クソ...!」
クライス「諦めろ、お前と俺では力の差がありすぎる」
バコーン!そのままガルルの頬を殴り飛ばした
JOKER「ガルル!貴様らぁ!」
激昂するJOKER
メガティード「最奥魔法ブレス...!」
メガティードはJOKERたちへ火炎砲を放とうとする
クライス「な!?よせティード!被害がでかすぎる!」
メガティードは転移魔法でJOKERの目の前に現れて、ガシッと顎を掴んだ
メガティード「掴んだ!」
JOKER「あが!?ごは!」
困惑するJOKER
メガティード「がああああああああああ!!!!」
火炎砲をJOKERの口内へとぶちこむ
JOKER「うがああああ!!!あああああ!!!」
絶叫するJOKERだが、ティードはブレスを止めない
トロトロとJOKERの肉体が内側から溶け始めた
すると、バチャン!遂にJOKERの身体は崩壊した
香港の親子喧嘩はクライスたちの圧勝に終わった。
カイラ「クライス!」
カイラがクライスの元へ駆け寄った
クライス「兵士たちは?」
カイラ「説得した、何人かは抵抗した奴がいたが拘束したよ」
クライス「そうか、ならいい」
ヒューン!ズドン!
突如、空から奇襲が迫る
オウル「やぁごきげんよう」
メガティード「ふん、馬鹿が、敵の親玉が自ら死にに来たのか?」
オウル「好機なんでな!呪法ツンドラ!」
呪いのツララがカイラに迫った
カイラ「効かねぇ!」
カイラは剣で叩き割る
オウル「パラメーターカスタム」
ズドン!
クライス「ぐはぁ!」
オウルはクライスの腹を殴り飛ばした
カイラ「父さぁん!!!!貴様ぁああ!」
激昂するカイラはオウルへと向かう
クライス「クッ...!待て!カイラ!」
バコーン!拳と拳がぶつかり、稲妻が走る
オウル「ほう、この力を受け止めたのはお前が初めてだよ」
カイラ「信じられない...なんてパワーだ...!」
オウル「クソ...」
オウルはカイラの攻撃が自身よりも勝ることを知りえて退いた
メガティード「ふん、情けない奴らだ。この俺様直々にわざわざ死にに来たことを後悔させてやる」
メガティード「久しぶりに見せてやる、俺の召喚術をな」
メガティードは両手を天に掲げた
メガティード「来い、ブラックボックス!」
ティードの付近に衝撃が走り、暗黒の宝箱、ブラックボックスが出現した
オウル「いくぞ!パラメーターカスタム!」
オウルの禁忌魔法、パラメーターカスタム
身体能力のパラメーター自在に操り、ぶっ飛んだ力で敵を圧倒する
ブラックボックス「げばばばばぁ!」
長い舌を出して、にやにやと笑うブラックボックス
メガティード「奴を飲み込め、ブラックボックス」
するとブラックボックスは口を大きく開けて吸い込み始めた
オウル「馬鹿な...!?通用しない!?」
メガティード「知らないようだから最期に教えてやる、いくら強い魔法でも神の力には通用しない」
オウル「う、嘘だろ...クソぉ!吸い込まれる!」
オウル「うぉおああああああ!!!」
オウルはブラックボックスへと飲み込まれた
メガティード「やった...!パラメーターカスタムは俺のものだぁ!」
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