第15話 極悪罪人、街へ

 最上は仲間と数十名の罪人を引き連れ、城へと上がった


 兵士「はぁ!」

 兵士はザク!と槍を罪人に刺しつけた


 最上「なんにしょんだわ!このボケカスがぁ!!!!」



 報復をするようにバールで兵士の頭部をザクザクとくり貫く


 山崎「牧本とイザは先に街へ出て馬車を数台連れてこい、この暴動が終わったらすぐに東京へと戻る」


 牧本「了解です」


 最上「おぉい!山崎ぃ!」

 最上の狂った表情を浮かべて山崎を呼ぶ


 最上「このクソ兵士拉致しろ、こいつも連れてく」


 最上は兵士の耳を掴み、引きずる


 山崎「了解」

 山崎はロボットのように従順に兵士を縛り上げた


 カイラ「よぉ、クソ野郎」


 最上の背後にカイラが立っていた


 山崎「ボス!」

 山崎はバンバンと銃を撃ち込んだ


 カイラ「随分と、暴れてくれたな。で?用件は何だ?」

 カイラの肉体は銃弾程度ではびくともしない


 最上「決まっとろうバカタレが、大阪を襲撃したお前らに復讐に来たんだぎゃ」


 最上「ついでに魔法の力も奪って、都庁と戦争するでなぁ!」


 最上は右腕をカイラへ掲げた


 山崎「まさか...魔法か?!」


 カイラ「がっかりさせるなよ」


 最上「喰らえ!爆発!」

 最上の手のひらから火球が飛び出し、ドカン!とカイラへ爆発した


 牧本「ボス!馬車連れてきました!」


 山崎「今の内です、逃げましょう」


 山崎は最上と共に馬車へと乗った


 その瞬間、「魔導士」は現れた


 カイラ「なんだと?」


 突如転移してきたのは、黒いローブを羽織ったスーツ姿のダンディな男だった


 オール「こんにちは、君が最高戦力か!是非に握手を」

 男は握手を求めた


 カイラ「氷結魔法」


 その瞬間、魔導士の男は凍り付いた


 オール「やだなぁ、握手がしたいだけなのに」

 バリン!と大きな音を立てて氷を割って出た


 カイラ「なにもんだよ」


 オール「魔女、ヴェンデッタの師匠というべきかな」

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